Category Archives: Health Genki

Rehabilitation no.1 《日本のリハビリテーション》

日本には3種類のリハビリテーション(リハビリ)の専門職があります。 それは、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の3種類です。 理学療法士は、寝返りをうつこと、座ること、歩くこと等の基本動作と言われる動作を獲得するための専門職です。 作業療法士は、入浴、食事、更衣等の日常生活動作又は応用的動作と言われる動作を獲得するための専門職です。 言語聴覚士は、聴覚、言語、音声、嚥下(飲み込み)に関わるリハビリの専門職です。 しかし実際には、これは理学療法士、これは言語聴覚士と線引きすることは難しいことです。 また、この3つの職種のみの介入では機能回復や社会復帰は困難です。 最近では医師を始め、看護師、栄養士、社会福祉士など多岐に渡る専門職が集まりチーム一丸となって支援する『チーム医療』の考えが普及しています。 Rehabilitation in Japan There are three categories of medical staff that perform rehabilitation in Japan. They are Physical Therapists, Occupational Therapists, and Speech Therapists. Physical Therapists help patients to re-acquire basic movements … Continue reading

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SYSTEM OF HOSPITAL NO.2〜informed consent〜

      「informed consent」             ↓ 「治療に関する医療従事者の十分な説明と患者の同意」 医療業界で、「informed consent」とは、 「治療に関する医療従事者の十分な説明と患者の同意」という意味です。 一般的には、医師から患者やその家族に伝えられる治療方針の説明です。 私が勤務する病院では、 conferenceの内容を医師がまとめ、 その内容を患者家族や患者本人に説明しています。 そこでは、 「どんな病気なのか」 「どのような症状が出ているのか」 「どんな治療が必要なのか」 「どのくらいの期間がかかるのか」 「その治療方法にどんな効果があるのか、また、どんなリスクがあるのか」 「今後の生活状況の見通しはどうなのか」  などについて説明がなされます。 こうした治療方針の説明に加え、 患者本人や患者家族が「どのような選択をしたいか」をふまえたうえで、 最終的な治療方針が決定します。 その「治療方針の決定」は、 決して、医学の権威による無機質な押しつけではなく 患者やその周囲の人間の、生活・暮らし・価値観を 再構築しながら、繋ぎ合わせていく有機的な過程なのです。 こうした「informed consent」は、 医師に限らず、看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など コメディカルスタッフも、それぞれの専門性を生かしながら行っています。 実際の現場では、 「informed consent」の過程や結果として、様々な問題も発生してきますが、 その話は、またの機会にしたいと思います。 患者の人生を想像し、生活と暮らしを創造していくことは 一筋縄ではいかないものだということを日々、痛感させられますが、 それを解決していくことが、医療従事者としての「やりがい」でもあります。

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“konnyaku sweeps away the body’s sand” (蒟蒻は体の砂払い)

Most cultures include a smattering of homespun wisdom regarding the benefits of certain foods. In American culture, it is said that carrots are good for the eyes, roughage (like lettuce) is good for digestion, and chicken soup is good for … Continue reading

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ヴァイオリン演奏~ グリーンライフ湘南

藤沢市に、グリーンライフ湘南という老人介護施設があります。 今日は、12月の誕生会とクリスマスの集いということで、ヴァイオリン演奏に招かれました。 一人での訪問ですので、1時間のプログラム作りに工夫をしました。 クラシック音楽の小品、映画音楽、日本の歌を交互に演奏しました。 皆さん、楽しそうな表情で聞いてくださるので、どんどんどんどん弾きました。 気がつくと1時間15分、弾き続けていました。25曲ほど演奏しました。 喜んで頂けて嬉しかったです! 明るい職員の皆さんも元気な手拍子をありがとうございました! Nakamura Michiko

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system of hospital No.1〜conference〜

病院ではカンファレンスというものがあります。 そこでは、患者の現在の状況や、 今後の見通しについて、それぞれの専門家が情報交換します。 私が働く病院では、 医者、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、 栄養士、社会福祉士、薬剤師などが集まり情報交換しています。 専門家同士の意見を統合し、最終的な判断を下すのは医師の役目です。 意見の統合がうまくいくと、患者の全体像が浮かび上がります。 その結果、治療方針やリハビリテーションの内容が明確化します。 逆に、意見がまとめられない場合や、 必要な情報収集が十分にされていない場合、 患者の治療方針はちぐはぐなものになってしまいます。 意見をまとめる医師の技量はもちろんですが、 それぞれの専門家たちの、正確な評価と判断が必要となります。 また、専門家同士が足並みを揃え、協調しなければ、 患者の生活を改善するための医療は提供できないのです。

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ロコモティブシンドローム②

「日本の老人の寝たきりだけでなく、日本で入院期間がダントツ長い原因について考えた事があります。第一に、居住条件からみて個室や寝室がないため、家では病人が生活しにくい、第二に、椅子に腰掛けずに畳に座る生活が寝たきりにつながりやすい、第三に、病院や寝たきりが唯一の逃げ場になっている、等が思いあたりました。ロコモの予防では、以上の問題をどのように解決するのか興味があります。」 以前、陽子さんとのやり取りの中で、ロコモティブシンドロームについての話題が出ました。 先日のナコスカンファレンスでの議題の一つにあげて、みんなで考えました。 前回はロコモティブシンドロームについて調べたことを記載しましたので、 今回からは、本題について考えたことを書いて行きたいと思います。 まず、第一のご意見 ○居住条件からみて個室や寝室がないため、家では病人が生活しにくい これについては、そうとも言えますし、そうでないとも言えます。 確かに、日本の古い家屋や昔ながらの長屋には個室や寝室がないことが多いです。 (もちろん最近建てられた家にはあります) 印象としては、皆それが当たり前の環境なので、何とか工夫しています。 居間の隅にベッドをおき、家族の生活空間で介護をしている家庭を何度も見たことがあります。私の家でも、祖母の看病をした時に居間にベッドを置いていました。 昔の方は個室ではなく日中を居間で過ごすことが多いので、あまり違和感はないように感じます。また、家族皆で見守ることができるので、安心です。 よく外国の映画などで、病人が大きな寝室にある大きなベッドで過ごす姿を見かけますが、日本の家屋環境に慣れている私としては逆に違和感を感じてしまいます。 ただ一つ心配事は、小さく狭い家屋の場合、車椅子が通るスペースやベッドを置く位置がない可能性があることです。 このような時は、家具を移動したり、処分したりしてスペースを確保します。 どんな家屋環境でも、ご家族の協力さえあれば、何とかなることが多いです。 また、病院に入院している患者さんの場合、退院する前に理学療法士や作業療法士が出向いて家屋環境をチェックし、どのような工夫をすれば安全に生活できるかを検討します。これはリハビリスタッフの大事な仕事の一つです。患者さんが家で安全に生活できるような環境設定を考え、必要とあれば家屋改修も検討します。 少しロコモティブシンドロームから話がそれたような気もしますが、私たちの考えはこのような感じにまとまりました。 皆さんまたご意見をください! 続く…

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Today’s yoji jukugo – 頭寒足熱 ずかんそくねつ, “head cold, feet warm”

One of the fundamental aspects of oriental culture is the theory of the yin and the yang. Grouped within this set are numerous other pairs of opposites – female and male, cold and hot, sinking and rising, earth and sky … Continue reading

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Kohala Hospital

This is a photo of Kohala Hospital where I worked as a CNA. It’s pretty small. It has about 30 rooms, 50 beds including a lab, ER and a room for x-rays. Most of the patients here are women. There … Continue reading

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日本語の表現

医師から家族へ病気の状態を説明する際に 「爆弾を抱えている状態です。いつ爆発してもおかしくありません。」 このような表現が使われることがあります。 先日「心臓が爆発するかもしれないみたい。」と話している人がいました。医師が使った比喩を心臓破裂のように思ったようです。 この「爆弾を抱えている」というのは、いつ再発したり悪化したりするかわからない時や慢性的な疾患がある時に使われます。 野球選手が肩を痛めている時にも「肩に爆弾を抱えている」とよく使われています。

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Shriners Hospitals for Children

Shriners Hospitals for Children – Honolulu Christmas Choir Singing Mele Kalikimaka It is with great pleasure that I present to you the first ever Shriners Hospitals for Children – Honolulu Christmas Choir signing Mele Kalikimaka. Kudos to our talented patient … Continue reading

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