Author Archives: YukiyoFujisaki

いざ花見昼の薬も忘れずに いざ はなみ　ひる の くすり も　わすれず に let’s see the flowers! …without forgetting our midday pills – Fujisaki Yukiyo – English by Chay Schiller 先日、数名の患者さんを病院の駐車場にお連れし、お花見をしました。 看護師、介護士、リハビリスタッフで協力して準備をしました。 病院の厨房のスタッフが、いつもの食事をお弁当箱に入れてくれました。 外で気持ちが良く、お弁当仕様だからか、普段はあまり食べない方も完食でした。 （この写真は、飲み込みの障害がある方の食事です。見た目が少しお粗末ですが、実際の献立は唐揚げとポテトサラダでした。飲み込みやすく工夫してあるのです。） そして桜の木の下で薬を飲んで、お部屋に帰りました。患者さんもスタッフも、良い顔でした。

憂鬱な朝の通勤七色に ゆううつ な　あさ の つうきん　なないろ に gloomy morning and another commute rainbow appears 職場から帰って10時間もたたないうちにもう通勤…といううんざりするような日が続いたある朝。 空にとても大きな虹がかかっていました。 七つの色合いと形が完璧です。 一瞬で嫌な気持ちは吹き飛び、すぐに職場に行って同僚や患者さんに伝えないと！ という気持ちになりました。 It was yet another in an intolerable string of mornings in which I was obliged to travel back to work before even … Continue reading →

母となる友の眼差し広い海 はは と なる　とも の まなざし　ひろい うみ 産休中の友人と、海に出かけました。 激務に疲れた私と、妊娠8ヶ月で激しい運動ができず、退屈している友人にはとても良い息抜きになりました。 潮が引いていたので、私は海に降りて散策しました。 友人は転んではいけないので、堤防の上で座ってゆっくりしました。 心ゆくまで磯遊びをする私を、友人は優しく見守ってくれました。 そんな友人を見て、私も暖かい気持ちになりました。 「海」の漢字には「母」という文字が入っています。 生命の源である海を、「母なる海」と表現することもあります。 「海」と「母」はやはり相性が良いのでしょう。 本当に安らげる時間を過ごすことができました。

最期まで毎日顔を見に行きます さいご まで　まいにち かお を　み に いきます これ以上治療はせずに、最期の時を迎えようとしている方がいます。 本人への負担が大きく、もう治療はしない。 事実を突き付けられ、私たちリハビリスタッフは涙しました。 ただ死を待つ物言わぬ患者さん。 治療はしなくても、毎日顔を見に行って声をかけたり、体に触れたりしようと決めました。 身寄りもないため、お見舞いの人もほとんどありません。 意識は無くても、孤独にしたくありません。 見守ります。