モスキート音




年重ね防鼠対策音消える


とし かさね ぼうそ たいさく おと きえる








これは、モスキート音と呼ばれる高音で鼠を撃退する機械です。

最近はデパートや大型スーパーの入り口で見かけるようになりました。

コンビニエンスストアで若者がたむろしないように設置していることもあります。

このモスキート音は、人間では20代前半頃までしか聞こえないと言われています。

もちろん個人差はあって、30代以上でも聞こえる人もいれば、20代で聞こえない人もいます。

耳の中には、有毛細胞という音を感知する細胞があり、高音域を感知する細胞は脆く、年を重ねると徐々に高音が聞こえなくなると言われています。

私はこのモスキート音が今年の春頃までは聞こえていました。

通るたびにピーと高い音がなって不快なくらいでした。

ところがある日、聞こえなくなっていることに気づきました。

着実に年を重ねているんだと実感しました。

This entry was posted in Daily Sketch, Haiku Poem. Bookmark the permalink.

0 Responses to モスキート音

  1. YokoKelley's avatar YokoKelley says:

    Ayaさんの記事、興味深く拝見しました。特に「年を重ねると徐々に高音がきこえなくなる」の箇所で、なるほどそうかと思い当たりました。以前、夫はショッピングモール等の大きなお店に入るといつもキーンという音に耳が痛いと言っていたのですが、いつのまにかそう言わなくなったのです。この音は蛍光灯等の照明器具が発する音ではなかったと推測します。

    ここで、私説を展開させていただきます。
    人間は進化の過程で嗅覚のほとんどを無くしてしまいました。人間特有の脳細胞が発達して嗅覚細胞の場所を占拠したからといわれています。同様に、高音を聞き分ける細胞も進化の邪魔になるのでは、というのが私流の解釈です(要するに私が言いたいのは、初めから高音が聞こえなかった私は夫よりも進化している!!!)
    ついでにジョークを一つ「人間は猿から進化した。では何故、いまだに猿が存在する?」

    Like

  2. AyaMiyata's avatar AyaMiyata says:

    Yoko Kelleyさん
    この記事を書いておきながら、聞こえないことに疑いを持っていました。
    そこで、いつもうるさいと思っていたコンビニの前を通ることにしました。
    辛うじて音は聞こえましたが、もはや不快にはなりませんでした。

    嗅覚の退化のお話は、とても興味深かったです。
    私はニオイに鈍感です。
    私ももしかしたら進化しているのかもしれません!

    Like

Leave a reply to YokoKelley Cancel reply