Author Archives: YokoKelley

駿府の門

「陽気にさそわれて」の言いまわしは、たしか3月に既に使いましたが、例年並みに4月と5月初旬に冷え込み、再び結構な気候に戻った今日、「陽気にさそわれ」オマハの植物園に行きました。週末には花の祭典が催されるとのことで、本館の天井には巨大なステンドグラスが吊るしてあります。全域100エーカーを案内するトローリーの出発に間に合い、写真を撮るには絶好と最後尾の席に座りました。両側に木々が茂った坂道をゆっくり下って広い芝生に出ると、突然に赤い鳥居が立っている小山が見えます。スピーカーから流れる案内によると、日本庭園が予定されていて、手始めに、オマハと静岡市の姉妹都市提携周年を記念して富士山と鳥居 Sunpu Gate (駿府の門)が出来たとのことです。植物園全体としては花の盛りにはまだまだといった風情でしたが、ネブラスカ風日本庭園を見れたことは行った甲斐がありました。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment

盗まれた美術品

「ARTnews」はノーマンが長年講読している雑誌ですが、私は、画家仲間で作品を批評したり技法を交換する雑誌だろうと、注意を払っていませんでした。2年前、ふと、KlimtのPortrait of Adele Bloch-Bauerの返還が、長年、法廷で争われているとの記事が目に留まりました。それと同時に、イタリア政府が、カリフォルニアにあるゲティ美術館が古代代美術品を密輸したとの嫌疑で、これも法廷闘争に持ち込んだとの記事を読み、この雑誌は、テレビ新聞雑誌で得られぬニュースを掲載していると知り、それ以来毎月読んでいます。最近、ニューヨークのメトロポリタン美術館がギリシャ時代の容器をイタリアに返還し、オーストリアの美術館がKlimtを本来の持ち主の相続人に返したことはよく知られていますが、この雑誌を読むと、これは氷山の一角で同様な問題、特に古代の発掘品とナチス時代の美術品の行方の解決には相当な時間がかかると予想されます。遺跡の発掘品といえば、エジプト政府は有名なロゼッタストーン(大英博物館)とネフェルティティの胸像(べルリンのエジプト博物館)の返還を求めています。この動向は始まったたばかりです。将来どの方向に向かうのでしょうか。今、言えるのは、世界中の美術館博物館がおおきく変わること必至であることです。現物はすべて出身国に戻り、見物できるのは全て複製ということになるのでしょうか。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment

Bambi!

昨年、引っ越して来たアパートの裏の緑地帯で木の葉を食べているバンビを見かけた時は、我が目を信じられませんでした。前に住んでいたノーフォークでも各種の野生の動物を楽しみましたが、人口2万五千の田舎町に比べれば大都会のオマハ(人口39万)でバンビにお目にかかるとは全く予想していませんでした。種明かしは、どうやら、土地利用の仕方の違いにあるようです。ノーフォークは見渡す限り農牧地で、自然のままに残っているところは稀ですが、オマハは商業都市で、市の中心地以外にはまだまだ自然が残っています。しかし、この近辺も開発が続いています。鹿にとっては厳しい将来といえます。今日、また、バンビを見かけましたのでパチリ。木陰が好きなようです。なんとか見分けがつくといいのですが。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment

Pi Lo Chun (碧螺春)

紺碧の碧、法螺貝の螺、そして春、ということは、濃い青で巻貝のようにねじれていて春に収穫したお茶ということかなー。4,5年前にノーフォークで合ったリオンさんが中国に里帰りした際に、「日本人だから緑茶を」とお土産でいただいたのが碧螺春。インターネット上でお茶を探していて碧螺春を見かけて注文したのですが、はたしてリオンさんの碧螺春と同じ味がするかどうか。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment

やっと….

今年に入ってから、開発地に新しい住宅が建ち始めると、あちらこちら目に付く場所に、”Yes! Everything included!” という宣伝文句を書いたサインが立ち始めました。同時にテレビでも同じ文句のコマーシャルが流れ、このサインは、新住宅は、冷蔵庫、洗濯機、レンジその他諸々が備え付きであることを宣伝しているのだとわかります。主に、アパートを出て新しく家を購入したい若い人々を対象にしているようです。 「ハワイに比べて30年以上遅いけれど、本土でもやっと……」です。本土内を引っ越す度に、こういった器具の手配をしましたが、高速道路上で家財道具を詰め込んだ運送屋のトラックに行き交うと、ヤドカリが右往左往しているように見えます。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment

「窓の月」

粉寒天をいただきました。抹茶寒天や小豆寒天を作ってみたいとあれこれ料理の本を探していると、「窓の月」とよぶ抹茶寒天をみつけました。抹茶寒天の真ん中にバナナを浮かべたものです。丸い型を使えば、丸窓になります。抹茶にバナナの甘味が合ってなかなかよろしいようで。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment

ネブ柳

鷹の声 原始の夢 破るごとく たかのこえ げんしのゆめ やぶるごとく 空高く飛ぶ鷹が、ひゅーう、ひゅーう、と長く尾を引いて鳴くと、 なにやら不気味で落ち着かない気分になります。 小鳥のさえずりとは全く違った、人類何万年前にも 同じ声を聞いたのではなどと思いが飛躍します。 落雷や 一晩続けば 興も失せ らくらいや ひとばんつづけば きょうもうせ 美しく感じるのは、雲間に光る稲光や、遠雷なればこそ。  それにつけても、 この2,3日のブログは見事な写真の続出で、 たいへん楽しませていただきました。

Posted in Haiku Poem | Leave a comment

小梅姫

時代物のしゃれた額(がく)の掘り出し物があればと、オールドマーケットプレースと呼ぶ下町に行ってみました。数軒、アンティークショップを覗いて廻って、気に入ったものがなく、これが最後と寄った店は、アンティークというより、1940年から50年にかけての古物がぎっしり詰まった店でした。そのなかに、遠目にもあざやかな赤は日本の色とわかる小さな絵が目に留まりました。よく見ると梅の模様のおべべを着た少女が梅の花をめでている図柄で、帯も着物も絹です。右下に一栄の銘と印が入っています。60年ほど前という時期から察するに、日本に駐留したアメリカ青年が故郷の家族に持ち帰ったお土産が、家族が亡くなった後、アンティークショップに出てきたのでしょう。こういった日本の手工芸品を見ると購入せずにはいられません。いささか貧弱な額に入っていましたので、馬子にも衣装と、立派な額に入れなおしました。額屋さんで、なんと呼びますかと尋ねられましたので、「小梅姫」と呼ぶことにしました。 アンティークショップで見つけた日本の絵といえば、10年前、土佐左近将監光起筆とある絵を買いました。2羽のうずらを描いた日本画なのですが、中途半端に隠れた植物の具合や、起筆と記してあるにもかかわらず、毛筆の文がないことなどから、元来は大きな掛け軸かふすまの絵であったのを、洋風サイズに切って売ったのではと憶測しています。勿論、そうせざるをえない事情があってのことで、その事情とは、終戦時の金銭上の困難としか考えられません。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment

ロビンの卵

ロビンがベランダの脇の壁に巣をかまえました。 巣造りには、場所の選択、材料の運搬に始まって、 建築そのものにかなりの労力を費やしていますから、 壊すに忍びなくそのままにしておきました、 そのかわりに、食事で巣から離れたスキを狙って、 卵の写真をひとつ。英国のロビンの卵は白いそうですが、 「ロビンの卵の青色」という表現は英国でも使っているようですね。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment

モネーの「アヒルの池」

オマハのジョスリン美術館では、目下、印象派の作品が展示中です。 ルノワール、モネー、マネーといったよく知られた画家の作品ですが、 その中にモネーの「アヒルの池」を見ていて、 アヒルが池と庭の間を自由に往復している様子に気を惹かれました。 画家の位置からみても大きな池ではなさそうですが、 水の溜まり具合がどうもはっきりわかりません。 その疑問が、その後の大雨でとけました。 一夜降り続いた、次の朝、裏に立派な池が出現しました。

Posted in Daily Sketch | Leave a comment