無グルテン食試行録


グルテン無しの食事を始めて3週間経ちました。

グルテンは麦に含まれるタンパク質で、近年このグルテンが原因のセリアック病のことをお聞きになった方もいらっしゃるでしょう。幸い、私どもはセリアック病の患者ではないのですが、知人の一人が無グルテン食を始めて以来、皮膚病や消化不良症状が無くなったと聞き、夫ノーマンは、自分のアレルギー(鼻ずまり症状並びにいびき)はグルテンによるかもしれないと疑いだしました。その疑問を解決するためにはとにかく無グルテン食を実行する他ないと決めたのです。

皮肉な事に、ノーマンはちょうどパン焼きに熱中しだしたばかりで、食器棚には焼いたばかりのパンが2、3個、そればかりか、好物のスパゲッテイの箱も数個ありの状況に、それなら、私はノーマンの無グルテン食にはつき合うけれども、パンやスパゲッテイも食べるという事にしました。

パンを初めとして小麦粉を使用する食品はすべて不可となると、これは大変!と思ったのは最初だけでした。考えてみると、日本で小麦粉を一般に食するようになったのは明治以降、ということは伝統的な日本食は小麦粉抜きということになり、ご飯、豆腐は大丈夫とわかると大安心。落ち着いてみると、小麦粉料理を米粉で代用してみたくなりました。最初に試行したのはCoconut tuiles(写真左下)、これはココナッツの焼き菓子ですが、半カップの小麦粉を同量の上新粉、つぎに餅粉で代用してみましたら、出来具合はなかなか上々、まず最初に作った小麦粉入りよりもずっと気に入りました(とくに餅粉入りがよい)。

ノーマンはもっぱら、chickpea flour(ひよこ豆の粉), corn flour(とうもろこし粉)を使った料理を試行しています(写真右上、下)。オレンジ色のものはpolenta-sweet potato galetts(とうもろこし粉とさつま芋入り)。

日本に限らず、アジア一帯は米が主食、ということはインド、タイ料理は大丈夫、となり、うどん(小麦粉で作る)がだめなら、ビーフン料理で代用できますし、そばはもちろん食べられます。

これまでに困った事といえばこちらのレストランでは、パスタ、ハンバーガー、ベーグルと小麦粉製品が避けられない事ですが、それでも、レタスで包んだハンバーグを注文出来るレストランもありますし、トーストを注文しなくともよいレストランもありと、外食事情もすこしずつ変化しています。


無グルテン食

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