秋風や優しく運んで自由な空へ
あきかぜ や やさしく はこんで じゆうな そら へ
朝晩が涼しくなってきました。
季節の変わり目は体調を崩す方が多く、重症の方も多いように感じます。
亡くなる方もいつもより多いです。
まるで冷たい風が命をさらって行くようです。
今日も、あらゆる手段を尽くしても、限界がきて、徐々に呼吸は減り、心拍も小さくなっていった患者さんがいました。
そんな時、声をかけたり手足をさすると、それに応えるように少し心拍が戻る気がしました。
そして命の火は吹き消されました。
病院から帰る時、冷たい風が吹いていました。
せめて優しく天国に運んでくれたらと願いました。