2004年 晩夏の情景

ハワイに来た初日 (8月30日月曜日)

 私はマクドナルドでお昼ごはんを買いました。店員の、あまりに早い英語に買う前からビビッた私は、”set or TANPIN?”  という日本語にかじりついて、” たんぴん!”と答え、結局、ハンバーガーしか買えなかったのでした。 その時の私は、中学校で習った、お店でのやりとりの会話表現を一生懸命思い出していました。

時差ボケ (Jetlag) 対策を兼ねて、地元のスーパーマーケットを、いろいろ見て回りました。危機管理の第一歩!

 
8月31日火曜日

 でも、ウィンターさんやアリソンさんと長い時間話して、そんな事考えるより、相手にどうにかして自分の言いたい事を伝える方が先だ、ということに気付きました。そう思うと気が楽になって、普段の私のように、楽しくおしゃべりできるようになりました。そしたら、相手もいろいろなことを話してくれるようになりました。自分が楽しんでおしゃべりしなきゃ、相手も楽しくないんだな、と思いました。

 
9月1日水曜日

 ハワイで病院を開業している小林先生のお話も聞きました。勉強中の私たちにとって、良い刺激になりました。アメリカの医療は、もっと理想的なものだと思っていましたが、実際は、少し違いました。でも、鷹野先生からいつも、若者は理想を捨てちゃいけない、と言われているから、厳しい現実に負けずに、患者にとって、パーフェクトな医療従事者になりたいです。やっぱり日本とは違うな、と思ったのは、病院の雰囲気でした。まず、無臭である (薬品のにおいがしない) こと、音楽がかかっていること、スタッフが明るいことが日本と大きく違いました。

9月2日木曜日

 ウィンターさんにセルフポートレイトを見てもらい、録音もしてもらいました。合間にいろんな話をしました。戦争のことについても話せたし、面白い話もしました。特に面白かったのは、ウィンターさんが、” どういたしまして” を ”Dont touch mostouch” と覚えていることでした。日本人も、” What time is it now?” を、” ほったいもいじるな ” と言っているから、みんな考えること一緒だなと、とても面白かったです。とにかくたくさん話したので、みんな家に帰ってもなかなか英語が抜けませんでした。研修はまだ4日目ですが、人と楽しくコミュニケーションをとるのが、とても面白くなってきましたよー。

9月3日金曜日

 シャリーンの家にファミリーコンタクトに行きました。まず、シャリーンのボーイフレンドのクワンと4人でアラモワナのショッピングセンターに行きました。卓球のゲームをしたりして、とっても楽しかったです。クワンはとっても楽しい人でした。

 夜は、またまたショッピングに行って、いろいろ試着したり、靴も買いました。初日のマクドナルドの時とは違って、お店の人と、いろいろやり取りできて、とても満足しました。靴屋の店員さんに、突然、日本語で話しかけられて驚きました。彼女のお父さんが日本人であるとか、ちょこっとだけだったけど話ができてうれしかったです。その後、3人でカレーを食べに行きました。店員が、” 普通? 甘いの?” と聞いてきたので、” 普通” と答えました。しかし、食べてみると、今まで食べたカレーの中で一番と言ってもいいくらい辛かったのです!シャリーンは、”英語では、辛いのか甘いのかどっちか選ぶよ”  と言っていたので、きっと店員が間違えたのでしょう。トホホ。

 帰ってから、お風呂に入って、3人でパックをしました。その時! 出かけていたシャリーンのご両親が帰ってきてしまって、恐ろしい顔を見られたので、恥ずかしかったです。シャリーンのお母さんのヒルダは、日本語がしゃべれるらしいのですが、おばあちゃん(日本人)が日本語で話しかけても、英語で返していたので、とても不思議な会話をしているようでした。

 ナコスに帰って来ると、シャリーンとクワンが ” 大学のクラスを受けに来たら?” と誘ってくれたので、また二人に会えることになってとても嬉しかったです!!

 シャリーンは私にとって、とても優しいお姉さんのように感じました。二人(シャリーン&クワン)は、ショッピングの時に、ブルガリのペアリングを選んでいました。とても楽しいカップルなので、結婚したら、是非、教えて欲しいです。

9月5日日曜日

 ダイアナさんからホスピスの話を聞きました。最初にホスピスの話を聞いてから、すぐに泣きたくなりました。2月に癌で亡くなった友人の事を思い出したからです。でも、ここで泣いたら大事な話を聞き逃してしまうと思って、ぐっとこらえました。

 ダイアナさんの話の中で、次に書く、2つのエピソードはとても心に残ったので、書いておこうと思います。

 ある50代の男性が癌になりました。彼には、奥さんと子供がいました。彼は自分の余命が短いことを悟りましたが、残していく奥さんや子供の事がとても心配でした。そんな気持ちを悟って、奥さんは、もう心の準備は出来ていることを夫に伝えました。それから彼の体の痛みは次第に強くなっていきました。奥さんは、また、” 心の準備は出来ているから、もういいのよ ” と訴えましたが、彼は闘い、薬をどんどん変えていきました。彼は最後まで闘いました。

 生まれつき背骨のない赤ちゃんがいました。背骨がないと成長出来ないので、短い時間しか生きることが出来ません。若い母親には大変ショッキングなことでした。家族は、赤ん坊を家に連れて帰りました。ダイアナさんがその家に行き、ベッドを覗き込みました。その子はとても美しい子でした。なぜならよく笑っていたからです。長く生きていても、少ししか笑わない人もいるのです。ダイアナさんは思わず泣いてしまいましたが、赤ん坊の父親が励ましてくれました。
 
 
 医療従事者として、そのような時、感情をおし殺した方がいいのかという質問に、ダイアナさんは、「そうは思いません。人間は感情を持っている生き物だし、亡くなった人はいつまでも覚えていて欲しいと思う。」 とおっしゃっていました。

 私はそのことを聞いてとても気持ちが楽になりました。いつまでも悲しんでいるのは良くないけれど、その人と過ごした色々な思い出を思い出してあげることはとてもいいことだと思えたからです。

 話しの後、みんなで中華料理を食べに行き、帰ってきて、ダイアナさんのフラダンスを見ました。そして、「私たちもやろう!」 ということになって、初めてのフラダンスに挑戦しました。途中でやっさ音頭に変わったりして、おかしくて笑い転げました。

 
9月8日水曜日

 まず、シュライナー子供病院にいきました。ナコスからそんなに遠くなかったので、みんなで歩いていきました。途中で美智子さんが、「あそこにはいつも花が絶えないのよ。」と言って、昔、交通事故で亡くなった人がいた、という場所を教えてくれました。そこには写真が飾ってあり、『I love you,forever.』 とか、『I miss you. 』 と書いてありました。私はまた剛志君のことを思い出しました。私も月に一回くらい、剛志君にお花をあげます。広島に来て家に直接行けなくなってからは、母に頼んでたまにお花を持って行ってもらっています。それは私が、彼のことを忘れたくない、という気持ちのあらわれでもあるのです。きっと1999年からお花を絶やさない誰かも、私と同じ気持ちなのでしょう。

 病院はとてもきれいでした。中に入ると、まるで遊園地のような内装でした。日本では子供は病院を怖がるけれど、これなら子供の恐怖感を取り除けるだろう、と思いました。そして、もちろん無臭でした。スタッフも明るく、会う度に声を掛け合っていました。

 最初に、アン ケリーさんと話しをしました。何でも聞いていいとおしゃったので、リハビリのことなどを聞こうと思ったのですが、みんなの質問への応答を聞いているうちに、何を聞こうとしたかすっかり忘れてしまったので、先に病院を見せてもらうことになりました。

 いろいろな部屋を見せてもらいました。実際にPTが訓練している様子も少し見ることができたし、OTが訓練に使う様々な道具を見ました。子供が楽しく治療できるよう、カラフルないろだったり、かわいい絵が書いてあったりで驚きました。子供が足に付ける装具までカラフルでした。大学の理学療法学科や、作業療法学科の友達に、是非、見せてあげたいと思いました。そのことをアンさんに言うと、「これはまだまだほんの一部ですよ。」 とおしゃっていました。放射線治療室も見ました。ここも、かわいらしい絵が壁に描かれてあったり、ぬいぐるみがありました。「私は、STになる勉強をしています。」 と言うと、「ここではSTが,燕下訓練をしているよ。」 と教えてくれました。

 その後、レクリエーションルーム(音楽療法も含む)に行くと、日本人のめぐみさんを紹介くれました。彼女を見て、はっと思いました。「私もここで働きたい!!」と。シュライナーズ病院は、治療費が全て無料(!)なので、世界中からたくさんの子供達が治療に来ています。もちろん日本の子供もたくさんいます。そんな子にとって、日本語を話せるスタッフがいることは、とても心強いと思います。ここは、そんな働く意思をかき立ててくれる素晴しい病院です。いろいろ案内してくれている間も、アンさんは会う人、会う人に声をかけていました。日本なら、偉い人が通ると黙礼をし、本人はその間を偉そうに通るだけ、ということが多いように思います。でも、アンさんは一番偉い人なのに、スタッフ全員のことをよく把握し、用務員さんにまで声をかけている理想のボスでした。アンさんやスタッフの人柄も、この病院を素晴しくしている要素なのだと思いました。ここには本物の医療がある、と確信しました。ホントに、ここで働こうかしら。

  ここに来て、いろいろな人と出会って感じるんですが、
 
 目標は一つに定めなくていい、ということです。
みんな、将来やりたいことを定めるのではなく、今やりたいことを集中してやっているように感じます。だから、みんな、あんなに幸せそうに見えるのでしょう。私もちょっといろいろやってみたくなってきました。その最大のきっかけとなったのが、シンディさんのファミリーコンタクトでした。
 
  紗希さんは、次のような感想を書いていらっしゃいました。

 たくさんの人と出会い、決まった生き方なんてないんだと思ったことも、もし、これから挫折することがあっても、これが終わりではないと思える余裕が持ててくると思う。
 
 シュライナーズホスピタルから帰ってきて、余韻に浸っていると、ノックの音がして、シンディーさんが現われました。とってもゴージャスで、プルメリア(?)の花を手に持っていました。そして、「私の家に来るのは誰カシラー?」と言ったので、「私です!」と答えると、その花飾りを首にかけてくれました。私は花の首飾りが欲しくて、百均みたいなとこで買ったにせものに不満気味だったので、ものすごく嬉しかったです。

 シンディーと、まず、アラモワナショッピングセンターに行き、シンディーの用事をいろいろ済ませました。途中で、シェリルさんにも会いました。彼女たちは同じ教会に通っているんだそうです。6時くらいになって、お腹も空いてきたところで、「今からとってもヘルシーなレストランに連れて行ってあげるわ。」とシンディーが言いました。車で移動すると、何やら怪しげなレストランに連れて行かれました。たくさんの人で込み合っていて、薄暗く、バイキングのように、自分の好きな食べ物を取って食べる、という感じでした。「取りすぎ!」 というくらいプレートにのせて二階に上がると、座る席がありませんでした。そこで、丸坊主のおじさんと、三人で机をシェアしました。シンディーとおじちゃんは、初対面にもかかわらず、アメリカの食生活がいかに乱れているかについて熱く語り合っていました。私も聞きながら、たまに口をはさんだけれど、二人の英語が早すぎたので、食べることに専念しました。「ここの食事は全て野菜と豆腐からできているのよ。」と聞かされて驚きました。なぜなら、私が肉だと思い込んで食べていたものが、まさに豆腐だったからです!!私の驚きように大笑いした後、そのおじちゃんは去っていきました。

 ご飯を食べたら、再び車に乗って、ビデオやさんによって何やらカードの問題を解決するために、シンディーと店員のものすごく早い英語を聞いた後、家路に着きました。

 車の中で、シンディーがハワイアンピープルは、車の運転が嫌いであるとか、いろんなことを話してくれました。私が、「だんなさんは今どこのいるの?」と聞くと、「モロッコよ」と、さらりと言っていました。」「今までどこに行ったことがある?」と聞くと、「アジアが多いわね。」と言って、ものすごい数の国の名前を言い出してとても驚きました。だから、世界中に友達がいるんだそうです。

 素敵だなーと思っているうちに、薄暗い住宅街にさしかかり、「ここは、フィリピンの人が多い」とか、「ここは韓国人が多い」とか教えてくれました。ハワイアンの人は、同じアジア系でも、日本人、韓国人、中国人などを全部見分けることができるそうです!道理で、道を歩いていたら「おはよう!!」と声をかけられるわけだ、と、その時わかりました。

 突然、道を曲がると、「ここが私の家よ!!」と言ってくれました。真っ暗で、どこに家があるのか全然わかりません。すると、近くにいた兄ちゃん達が車によって来て、シンディーが私を紹介してくれました。そこにいたのは、デレク、デイビッド、アマンダでした。とても感じのいい人達でした。荷物を持って、シンディーの後について行くと、ここがあなたの部屋よー、と言いました。そこは、家の中だけど、家の中じゃない、不思議な部屋でした。シンディーが窓をいじると、とかげがさっと通りすぎるのが見えました。ごきぶりじゃなくて、本当によかった。(注:ハワイでは、ゲコと言って、白蟻を食べてくれるので大切にされています。)

 家の中に入るとたくさんの写真が飾ってありました。彼女の娘達は、ものすごい、見たことないくらい美人でした。素敵なアンティークもたくさんあって、お店のようでした。一番上の娘さんの結婚式の写真を見ていると、ノックがして、女の人が入ってきました。彼女はマーリンといって、韓国出身、ノルウェー育ち。例の若者達の仲間のようです。聞いていると、彼らはシンディーの旦那様のプロジェクトに参加しに来たそうです。マーリンとおしゃべりした後、「他の人にも挨拶したい」と言うと、シンディーが、彼等の住む家に連れて行って、みんなを紹介してくれました。デイビッド、)ホールのような部屋に行くと、一人、映画を見ていました。彼はジョーダンで、映画を見ている途中にもかかわらず、いろいろ話してくれました。再び家に戻ると、シンディーが、「映画を見るから選んで。」と、ものすごい数のビデオが詰まった棚を開きました。「コメディーを選んでね。」と言われたけど、どれがコメディーだか分からなかったので、シンディーのお勧めビデオにしました。すると彼女は、「あなたのために、私のスペシャルレシピのポップコーンを作ってあげる。」と、台所に行きました。しばらくすると、見たことないぐらい大きなボウルに入ったポップコーンと共にシンディーがやって来て、二人でむしゃむしゃ食べながら寝っころがって映画を見ました。映画が終わると、寝る前にシャワーを浴びました。ところが、シャワーの使い方がわからなくて、シンディーを呼んで教えてもらいました。その後も、何だかシャワーがぐらつくので嫌な予感がしていたら、案の定、ねじが吹っ飛んでしまいました。何とか直りそうだったので、バスタブのヘリに上って自力で修理しました。まさにサバイバル。美智子さんが出発前に、「シンディーの家はサバイバルよ。」と言っていた意味が、だんだんわかってきました。寝る前にシンディーのサイン帳にメッセージを書いていると、足がちくっとしたので、「虫っ!?」と思ってパッチンしたら、ただの蚊でした。何でただの蚊なのにちくっとしたんだろう…..。ふとコンタクト容器をのぞくと、でっかい虫がぷかぷか浮いていました。それから、壁についていたでっかい蚊をサンダルでやっつけてから床につきました。ふう。
 

9月9日木曜日

 次の朝、7時に起きると、まだシンディーは寝ているようでした。お腹がすいたら勝手に何でも食べるよう言われていたので、シリアルを食べました。しばらくしても彼女が出てこないので、外に出て、歩いていたアマンダ (アメリカのオクラホマ出身) に、「シンディー知らない?」と聞くと、「家じゃない?」と言ったので、「じゃあまだ寝てるんだ。」と思って、家に戻ると、玄関からノックの音がしました。ドアを開けると、女の人に「シンディーいる?」 と聞かれたので、「呼んで来るから待ってて。」と言って、シンディーを探しましたが、誰もいません。「ごめんなさい。いないみたいです。」と言うと、特に急な用事でもないからあとでいいわ、と言って帰っていきました。

 シンディーが既にいなかったことに初めて気付いた私は、もう仕事が始まったのかと不安になって外に出ると、ジョーダンに会いました。「シンディー知らない?」と聞くと、「知らないなー。ところで今からみんなで、バイブルスタディー(聖書の勉強)するんだけど、どう?」と言われたので、「私はクリスチャンじゃないけど、いいの?」と聞くと、「いいよ。」と言ったので、参加することにしました。講堂のようなところに行くと、みんな勢ぞろいして円をつくって椅子にすわっていました。聖書はとなりに座っていた人がどこかから持って来てくれました。ジミーという牧師さんや皆の意見を聞いていると、シンディーがやってきました。

 1時間くらいすると、シンディーが 「今から皆に自己紹介してね。」 と言ったので、セルフポートレイトを読もうと思ったけれど、すでにストリートピープルの方達が、「早くしてくれ。」 と言っていたので、手短にすることにしました。せっかくなので、私がなぜバイブルスタディーに興味を持ったかも話すことにしました。「癌でなくなった友達がクリスチャンで、すごくいい人だったから、興味があったので参加しました。」というと、皆真剣に聞いてくれたし、死生感についても話してくれました。とてもいい経験でした。

 10時くらいになって、仕事に取りかかりました。運ばれてきた食べ物を講堂に集め、ダンボールに一家族分ずつ分配しました。作業中もみんなと「Hey! Whats up? (元気かい?)」「Everything is ok? (うまくいってる?)」などと声を掛け合いました。外では、野菜や果物を順番にとってもらいます。講堂の食べ物は、スタッフが、その人のためにお祈りをささげてから渡します。私は、「お祈りのしかたが分からないから、運ぶことくらいなら出来る。」というと、「必要なときは呼ぶから待機してて。」と言われたので、おばあちゃんや、体力の弱い人の手伝いをするとき以外は、いろんな人とおしゃべりしました。

 ギー(ブラジル出身)と彼の信仰心や、英語について話していると、ジョセフ(ハワイ出身)が食料の中に交じっていたお茶缶を持って来て、「これ日本のでしょ?」と無邪気に聞いてきました。「そうだよ。なんでこんなものがここにあるんだろう」というと、「これ(このお茶は厚生労働省認定です)なんて書いてあるの?どういう意味?どうやって飲むの?」といろいろ聞いてきたので、話をしました。ジョセフは、おとなしい人だと思ってたけど、ぜんぜん違った。あと、ギーに「サーフィンするの?(ここの若者はみんなサーフィン出来るらしい。)」と聞くと、「もちろん。毎週水曜日にみんなでワイキキに行くから、おいでよ。」と言ってくれました。よし。美智子さんに頼もう、と心に誓いました。彼は、お昼ご飯を分けてくれました。ありがとう。

 デイビッド(ノルウェー出身:信仰心が厚く、バイブルスタディーでも一番質問していた賢い人)に「人間にとって、何か信じるものがあるって大事だと思う。」と言うと、「何でそう思うの?」と言ったので、「日本の若者は信じるものがあまりなくて、夢も目標も持てずにいる人がたくさんいる。」と答えました。すると、「お祈りしてあげるよ。」と言って、スタッフがみんなにするように、肩に手をのっけてお祈りしてくれました。デイビッドは、将来世界中を旅して信仰を広めたいそうです。そして、より多くの人と話せるようスペイン語を勉強しているそうです。立派やなあ….。

 ソフィア(スウェーデン出身)とはダンボールを組み立てながら、彼女のボーイフレンドの話で盛り上がりました。「ここが好きだけど、彼に会えなくて寂しい。でも、クリスマスに彼が来て一緒に帰るのよ。そして婚約するんだー。」と幸せそうに言っていました。するとジョセフが、またはじまった、って感じで通り過ぎて行きました。「ジョセフはいつもわたしの聞き役だから。」とソフィーは言っていました。

 おばあちゃん達のお手伝いをする時も、名前を聞いたり、日本の事について話したりしました。驚いたことに、広島で大学に通っていることを話すと、ほとんどの人が原爆のことを知っていました。これはさきさんに報告しなきゃ。そして荷物を運び終えると必ず、「Thank you.God bless you!! (神の御加護を。)」 と言って、ハグをくれました。とても爽やかな気分でした。

 作業が終わって写真を撮った後、慌ただしく帰ったので、あまりお別れの挨拶が出来ませんでした。車に乗って、「Good bye!!」と、遠くにいるみんなに声をかけただけでした。でも、私はすでに来週も来る気満々で、美智子さんにおねだりしようと決めていたので、平気でした。うふふ。車の中で、シンディーと今日の出来事をいろいろ話し、「また来たい!!」と言うと、今度は、「一週間くらいきなさい。」と言ってくれたので、「いいの!?」というと、「もちろん。私の電話番号と住所をあげるから、いつでも連絡しなさい。」と言って、『SURF THE NATION』(かっこいい言葉!!)という、シンディーと旦那様のプロジェクトの名前が書かれたステッカーの裏に、書いてくれました。帰ってから、すぐに美智子さんにねだると、「いいわよ!」と言ってくれたので、嬉しかった。コンドミニアムに帰ると、放心状態でした。言葉では表現できない (beyond discription!!)経験をしました。コネクション(彼等の住みかの名前)のみんなが恋しくてしょうがありませんでした。

 
9月10日金曜日 

 金曜日は、ウィンターと暗唱の練習をしました。私は暗記が苦手だったので、すごくもどかしかったです。ウィンターが「大丈夫かい?ペプシ飲む?」と気をつかってくれました。いい人だ。でも私に暗記を求めるのは、ちょっと無理かも。道も覚えられないし….。

寺子屋での論語朗読のように、セルフポートレイトの読み込みを特に念入りにすること。自分をいかに感じよく、味わい深く伝えるかです。セルフポートレイトやスモールトークを自分の言葉として語れるまでに大声で読み込み、身体に定着させること。

ここでは、メカニックな英語の構造理解はいい加減でもいい。むしろ不明点、ひっかかるところがあっても、気にせず読み飛ばす英語との付き合い方も大切かと思っている。

「暗記」するなどという発想では駄目です。暗記が目的ではなく、情景を思い描きながら、繰り返し、大声で読んでいたら、結果として忘れられなくなったというだけ!! 当り前のこと、簡単、単純なことが大切です。

 
9月11日土曜日 

 土曜日はトニーさんとまどかと三人でおしゃべりをしました。でも修三さんが、「あかん。今の会話の仕方はよくない。」と言ったので、初心にもどらなきゃな。とかいろいろ考えていました。

 その夜、美智子さんから電話があって、「タンタラスの丘に夜景を見に行こう。」と誘ってくれたので、夜5人(中村ご夫妻、まどか、私、ドルチェ)で車で出かけました。ホンットに美しい夜景でした。まどかといろんなポーズをとって、美智子さんに写真を撮ってもらいました。そして、「ついでに夜のダウンタウンも見せたろ。」と言って、映画館の周りをちょっとだけ散策することを許されました。映画館の前で「映画見たいなー。」とつっ立って、ぱっと横を見ると、見たことあるような顔が…..。「ジョーダン!!」コネクションの。彼も気ずいて、「やあ!」ジョーダンにまどかを紹介し、次の水曜日と木曜日にまた行けることになったこととかを話したら、すっかり元気になりました。
 
 
9月12日日曜日 

 日曜日は、今度はトニーさんと二人で、話しをしました。今回は、面白かったです。受験のこととか大学のこと、兄弟の事、日本の文化の事などを話しました。「いつかアメリカに留学したい。」と言うと、彼は、「フロリダー!!(がいいよ!)」と言っていたので、トニーさんは本当にフロリダが好きだなあ。と思いました。着物の話になり、角隠しの話で盛り上がった後、「男の人はどんな着物を着るの?」と聞いたので、袴の説明をしようと思って、ふと、お土産に袴を着た男の人の絵柄のハンカチを持ってきたことを思い出しました。そのハンカチを来週持って来ることを約束しておしゃべりタイムは終わりました。

 午後は、愛子さんとさきさんがファミリーコンタクトから帰ってきて、アンドリューがハナウマベイに連れて行ってくれました。そしてシュノーケリングをしました。魚はきれいだったけど、私は溺れそうでした。とにかくとっても楽しかったです。

 
9月13日月曜日

ウィノナさんとおしゃべり、ルナリロホームにボランティア、カネシロ家にファミリーコンタクト

 午前中、ウィノナさんとおしゃべりしました。彼女はいろんなことに詳しくて凄いと思いました。女は右脳と左脳をコンピューターのように使う。だから、たまにそれらをシャットダウンしなけりゃならない。ハワイアンキルトが彼女にとってのシャットダウンなのだそうです。

 シェリルさんがやってきて、みんなでルナリロホームに行きました。最初、ハワイアンウェディングを演奏しました。すると、何人かが歌い出して、最後には大合唱になりました。凄く感動しました。それにみんなとてもアクティブで驚きました。最後に、ウクレレとギターと歌の演奏をプレゼントしてくれました。年をとっても音楽を愛して親しむなんてとっても素敵だと思いました。

 音楽交流が終わると、シェリルさんの車に乗って、まどかとファミリーコンタクトに向かいました。途中でいろいろ買い物をしたりしました。家に着くと、とっっっても陽気なキースが迎えてくれました。そして、息子さんのウォーレンとキースが夕食を作っている間、りささんというお友達と一緒に、ちょっとしたショッピングに行きました。帰って来て、夕食を食べました。ものすごく美味しかった!!ハワイに来て一番美味しい食事でした。
 

9月14日火曜日

ミシェルさんがノースショアにつれていってくれる、特別ファミリーコンタクト

 1時にミシェルさんが迎えに来て、ノースショアに行きました。行く途中、パイナップルアイスを食べたり、有名なハンバーガーショップに連れて行ってくれました。車の中で、日本の事を話したり、ミシェルさんの信仰心について話してくれました。ミシェルさんも教会のボランティアでフィリピンに行ったことがあるそうです。ミシェルもリサもコネクションのみんなもだけど、みんないろんなところに行って、素晴しい経験をしていてうらやましいし、その行動力を私はとても尊敬しています。

 ノースショアは信じられないくらいきれいでした。カイルアビーチやハナマベイもきれいだったけど、本当に水が透明で驚きました。最初は波が高くて荒くて「怖い!!」という感じだったけど、慣れてくるうちに、「もっと波来い!!」という感じになりました。ジャンプ台があったけど、恐ろしくてできませんでした。

 ミシェルさんがポリネシア文化センターに、「ダンス見に行かない?」と誘ってくれたので、ぜひ行くことにしました。一番前の席で見れたし、迫力があってとても楽しかったです。なにより、踊っている人たち自身がとても楽しそうでした。

 帰る途中に「星がきれいよ。」と言ってもう一度ビーチで降ろしてくれました。….凄かった。まるでプラネタリムのように小さな星まで全部見えました。

 夜遅くなったので、もう一日シェリルさん宅に泊まれることになった。ラッキー!!
 

9月15日水曜日

帰宅、ウィノナさんとおしゃべり、ワイキキビーチ、コネクション、ガールズトーク、

 シェリルさんに送ってもらい、ナコスに戻ると、すでにウィノナさんが待っていらっしゃいました。だけど、わたし達は、一度帰って、今日からのファミリーコンタクトに行く準備をしなくてはいけませんでした。もう一度来ることを約束して、コンドミニアムに帰りました。

 何とか間に合い、ウィノナさんに挨拶をすることができました。ウィノナさんはとても温かく、何でも知っていて、素敵な人でした。

 3時にコネクションのみんなとワイキキビーチで待ち合わせていたので出発。マーリン、ボブ、ジョーダンを見つけて再会!!しばらくサンドラ(ペルー出身)と波に戯れて、おしゃべり。マーリンが寝そべっているところに帰ると、ソフィアと再会!!「私もサーフィンやってみたいから教えて。」と言うと、「私も始めたばっかりだから、ジョセフに教えてもらうといいよ。」といってサーフィン用のシャツを貸してくれました。ジョセフは本当にいい先生でした。最初は怖かったけど、もともと泳ぎは得意なので大丈夫でした。「ここって深い?」と聞くと、「これくらいだよ。」と言って潜って見せてくれたので、安心しました。ボードの上に座る方法を教えてくれて一回やってみたけど無理でした。私の足は固かった…。「固くて出来ない。」と言うと、「じゃあ寝そべったままで波に乗せてあげるよ。波が来たら押すからプル(手で漕ぐこと)してね。」と言ってくれました。何回かしたけど、うまくいきません。私は、「プルするタイミングが分からないから『今だ!!』って言ってくれる?」と頼みました。それから何回か試みたけれど、うまくいったのは3回だけでした。でもそのうちの一回が信じられないくらい波に乗ってものすごい遠くまでいきました。止まって振り返ると、ジョセフがものすごく小さく見えました。すっごく良い気分でした。しばらくすると、ジョセフもサーフィンしたいんじゃないかと気になって、「サーフィンしたいんじゃない?」と聞くと、「大丈夫だよ。今は教えることに専念しているから。」と言ってくれたので、私も頑張ってうまくなろうと思いました。

 5時になって海から上がると、「何年サーフィンしてるの?」と聞いてみました。彼には私の英語は伝わりにくいらしく、最初、「ボードの長さ?」 と聞いてきたので、もう一回言い直すと、理解して、「ああ、ボードの長さかと思った。6ヵ月だよ。」 と言いました。信じられない。たった6ヵ月!?天才!!ついでに「いまいくつなの?」 と聞くと、「18歳だよ。」「え!私より若いの!?」コネクションの人はみんな年上だと思ってた….。「でももうすぐ19になるよ。」 と言ったので、「じゃあ同じ学年だね。」という感じで盛り上がりました。車にのると、しばらくサンドラと寿司の話で盛り上がり、一緒に写真を撮ったりしました。ジョセフは前の席に乗っていました。髪の色が生まれつきなのか確かめると、「違うよ。中国人の血が混ざってるから髪はもともと真っ黒だし、肌もこんなに黒くなかったよ。」 と教えてくれました。それから出身地の話になり、「今は広島に住んで大学に通ってるよ。」 と言うと、やっぱり広島は有名らしく、原爆の話になりました。ジョセフが、「クレーターってあるの?」 と聞いてきたので、火山のことかな?と最初は思ったけど、原爆によるクレーターのことかと分かって、地面ではなく空中で爆発するから、熱と熱風が起きることを説明しました。人々は一瞬で溶けてしまった、というとショックだったらしく、「Oh,Im sorry.」 と少し暗くなってしまいました。私はただ事実を言っただけで、落ち込ませる気は全然なかったので慌ててしまいましたが、アメリカ人であるジョセフと、この話が出来て本当によかったと思います。

 コネクションに着くと、ソフィアが部屋に案内してくれました。マーリンとソフィアと一緒の部屋でした。まず素敵なシャワールームでシャワーを浴び、うろうろしていると、ジョセフに会いました。「今日は疲れたからすごくお腹が空いている。」 と言うと、「ラーメン食べる?」 と言ってくれたのでもらうことにしました。台所に行くと、ソフィアに会い、「ジョセフがラーメンくれたよ。」というと、「サラダも作れば?」 と言って、冷蔵庫を見せてくれました。レタスとパプリカとたまねぎとハムを少しずつもらい、サラダを作っているうちに、ラーメンは消えていました。たぶん、ジョセフが作った大量のラーメンのなかに混ざってしまったのでしょう…..。塩を借りたくて、アマンダに「塩(salt)ある?」と聞くと、何度言っても、「salt」の発音がうまくいきません。アマンダが近くにいたジョセフに「ユキヨが何が言いたいか分かる?」 と言うと、なんとさっきまで彼には私の英語が通じにくかったのに、「ユキヨはね、『salt』 と言いたいんだよ。」 と言っているのに驚きました。きっと車の中でたくさん話すうちに慣れてくれたのでしょう。

 私がもさもさサラダを食べていると、ジョセフが近くに座り、日本の事をいろいろ質問してきました。例えば、「日本人って、もともと中国人なの?」私は、歴史を思い出して、「昔、日本は大陸とくっついてて、たまたま住んでいた人(?)が、日本が大陸と離れるのと共に移住して、日本人になった。もっと後で、九州など一部で中国人が渡来して、文化を伝えたんだよ。だから、違うと思う….(話しているうちに、あっているかどうか気になってきた)」ということを伝えました。あとは、侍や忍者はまだいるかとか、中国には侍はいるか、やくざのこと、低いテーブルで正座してご飯を食べるのか、とかとにかくあらゆることを聞いてきました。「日本が好きなんだね。行ったことあるの?」と聞くと、「ないけど、いつか行って見たい。僕も日本人の血が流れてたらなー。侍ってかっこいいもん。」 と言っていました。

 しばらくすると、ソフィアが来て、「ユキヨー、ガールズトークの時間だよー。部屋に行ったらクッキーのいいにおいがするよー。」とゴキゲンに言ってきました。それで、ジョセフとの話を切り上げて部屋にいきました。

 部屋にはすでにアマンダとサンドラがいて、クッキーをむしゃむしゃ食べていました。ほんとにおいしいクッキーだった。それからとっても深い話をいろいろしました。みんな真剣に私の話を聞いてくれてたし、私もみんなの話が聞けて嬉しかったです。サンドラが私に日本語のバイブルをプレゼントしてくれました。私はみんなにメッセージを書いてもらおうと決めました。マーリンがサプライズの係で、みんなにビーズを用意し、それぞれブレスレットを作りました。サンドラはおねむらしく、ソフィアに作ってもらっていました。ガールズトークが終わると、ちょっとうろうろしていろんな人と話しながらマーリンがしつけている犬のピコとたわむれたりしました。私が窓にたくさん付いたゴキブリを怖がると、マーリンが大笑いしました。みんながピコを「くさい」というので今日はお風呂に入れられたらしく、みんなに「いいにおい」と人気者でした。
 

9月16日木曜日

コネクション

 バイブルスタディーが終わると、今日は最初、キッチンにこもって冷凍庫の中のソーセージの仕分けをしました。忙しくて仕事中はあまり話す機会がなくて残念でした。後から、ストリートピープルにそれらを配る時、いろいろ話をしました。今日も楽しかった。

 仕事が終わると、メッセージを書いてもらおうと、いろんな人のところをうろうろしました。美智子さんに電話すると、「8時に迎えに行く。」ということだったので、夕飯も一緒に食べる事になりました。サラダを食べながら、ソフィーと一緒にいろんな話をしました。小子化の話や、イラク問題の話をしました。パレスチナ問題の事も話しました。私はキリスト教徒としてのそれらに関する意見を聞いてみたかったので、とてもいい機会でした。パレスチナ問題に関して、ソフィアは、「悲しいけど、争いが起こるのはしょうがないかもしれない。それだけそれぞれにとって大切な場所だからよ。」と言っていました。「日本人にとっては、神のために命をかける人々の心情が理解し難い。」と言うと、「私も体に爆弾をくくりつける人々はあんまり理解できない。」と言っていました。

 せっかくなので、デイビッドにも聞いてみました。「クリスチャンはイスラム教徒が嫌いなわけじゃないんだよ。でもたくさんの人を巻き込むのはよくないと思う。」と言っていました。キリスト教徒がイスラム教徒を嫌っているわけじゃないと聞いてとても嬉しく感じました。私は平和が好きだし、コネクションのみんなも好きだから、ほっとしました。それからデイビッドの信仰心について話をしてくれて、帰る時間が近付いて来ました。

 最後に、残っていたみんなで写真をとりました。いろんな人が「もっといればいいのに。」とか、「引っ越してきたら?」と言ってくれて、本当に嬉しかったです。「春休みにまた来る」と約束しました。そのうちに、お迎えが来てしまいました。でも美智子さんが、日曜日、教会に行っていいと言ったので、最後にまた会えることになりました!

 シャワーを浴びているマーリンに会いに行こうとしたら、ちょうどタオルを巻いた彼女がろうそく一つを持って、現われました。その光景がおかしくて、大笑いしてしまいました。

 お金ためなきゃ!!

 帰ってから、私は千羽鶴を折りながら、3人に自分の感じたことを話しました。私は小さい頃に、大きくなったら世界の貧しい人のために、そして平和のために何かしたい、と密かに思っていました。中学生になってますます興味が湧きましたが、自分は音楽の道に進むと思っていたので、なかなか実現するのは難しい、と思っていました。しかし現実に、コネクションのような場所があることを知って、自分もそういうことができるんだと知り、探していたものが見つかったような、埋ったような気がします。私はいつも心のなかに何か物足りなさを感じていました。それを私は、「スリルが足りない。」と表現していましたが、今ではそれを別の言葉に置き換えられる気がします。そしてその言葉を今探しています。その言葉を見つけに、何度でもコネクションに訪れるでしょう。
 

9月17日金曜日

アンケリーさんにお礼、ウィンター 

今日は、11時にアン ケリーさんにシュライナーズホスピタル見学の際のお礼を言いに行きました。みんなで作ったミニ千羽鶴やおもちゃなどを渡し、「子供達に上げてください。」と言うと、とても喜んでくださいました。「また来ます!」と言うと、「その時はぜひ連絡して!」と名刺を下さいました。「何か質問があったら、メールしてもいいですか?」と聞くと、「もちろんよ!」と言って下さったので、とても嬉しかったです。なんて気持ちの良い方だろうと思いました。こんな人の元で働けたら、どんなに幸せだろうと思いました。

 3時にウィンターがやってきて、セルフポートレイトのプレゼンテーションをしました。私は、結局、覚えられなかったけれど、言いたい事は伝わったと思うので、これからも何度も人前で読んで自然と覚えられるようになろう。

 今日はウィンターと会うのが最後なので、みんなで食事に誘うことになりました。修三さんと美智子さんも誘いました。修三さんは忙しくてこれませんでしたが、美智子さんとウィンターは来てくれました。ウィンターは最初の日から、何度も会ったり、海に連れて行ってくれたりと、長い時間一緒にいたので、とても寂しかったです。「広島で英語の先生をしたい。」と言っていたので、その時は、ぜひみんなで集まろうと思います。
 
 
9月18日土曜日

 きょうはスコットさんがノースショアに連れて行ってくれました。私はスコットさんと話す機会が今まであまりなかったのでよかったです。スコットさんの日本語で何とか言いたい事を伝えようという姿勢はすばらしかったです。

 最初に山の上に行って、台風のような強風を体感しました。みんなあまりの強風に笑うしかありませんでした。それから、海と山に面した公園にいき、スコットさんの趣味であるたこあげをしました。小さい頃以来だったのでとても興奮しました。まどかが最初にやり、スコットさんが後ろから手をそえて教えていたので、まるで親子のように見えて、とてもほほえましかったです。

 たこあげが終わると、スコットさんの家に行きました。庭からは山が見えるし、ココナッツの木はあるし、とてもうらやましかったです。スコットさんの奥さんのパトリシアさんの用意がすむと、私とさきさんは、パトリシアさんの車に乗りました。パトリシアさんはとてもアクティブな女性で、話していてとても楽しかったです。最初、美しい景色の見える場所に連れて行ってくれました。スコットさん達の乗る車がまだ来ないので、さきさんと何枚か写真をとりました。さきさんの物思いにふける写真がばっちり撮れました。さきさんとは、大学や歳も違うし、日本から出発する日に初めて会ったのに、とても気があい、お互い面白がって毎日笑いあっていた気がします。彼女は、一生懸命、自分探しをしています。旅好きのさきさんには自由が似合っていると思います。あせらずじっくり考えて、納得する道を歩もうという姿は素敵です。がんばって!!

 スコットさん達が到着すると、亀がたくさんいるというビーチにいきました。ものすごい亀達でした。いったい何匹いるんだろう…。そして、とにかく大きくて驚きました。シュノーケリングをして、亀と一緒に泳ぐことができました。とても感動的で、夢のようでした。気持ちよく泳いでいたら、後ろにいたでっかい亀を蹴ってしまいました。ごめんよ。

 お腹も空いてきたので、みんなでガーリックシュリンプを食べました。美味しかった!!そういえば、小さい頃からえびは苦手だったのに、最近食べれるようになった気がします…..。えびを食べ終えると、なんと5時でした。まず、スコットさんの家に行き、そこでパトリシアさんとお別れすることになりました。スコットさんの家に行く途中の車の中で、パトリシアさんとさきさんで、またいろいろな話をしました。とても楽しかったです。

 コンドミニアムに帰り、疲れていたけれど、明日、教会でコネクションのみんなとおわかれ(一時的な)なので、千羽鶴をあげたいと思い、その仕上げをしました。e-mailもできるし、春にまた来ることを約束したので会うのが最後ではないけれど、みんなのために何か残したいと思ったのです。

 
9月19日日曜日

 みんなを喜ばせたくて、ダイエーででっかいアイスクリームを2バケツ(そう、バケツに入ったアイス)買い、ナコスで迎えを待ちました。コネクションのみんなは、食費をあまりかけられないので、いつも「アイス食べたい!!」とこぼしているのを私はばっちり知っていたのです。わくわくしながら待ちました。しかし、約束の時間になっても来ないし、電話も通じません。「みんな私のこと忘れたのかなー。いや、そんな事あるわけない。」と考えて、気楽に待ちました。

 とうとう教会の始まる時間も過ぎたので、修三さんと美智子さんが車で連れていってくれました。ビルの2階にある教会でした。入るとボブがいたので、「よかったー」と思い、みんなを探しました。ジョーダン達を見つけたので、「デイビッド(デイッビドは二人いる。ノルウェー出身ではなく、一番最初に会ったデイビッドの方で、私を迎えに来る予定だった。)どこ?」というと、「知らないなー。」デレクが、「前のほうにソフィア達がいるから座ったら?」と言ってくれたので、「ソフィア!」と声をかけると、「ああ、良かった!来れたのね!ちょっと来て!」と言ってドアから出ると、「本当にまた会えてよかった。実は今日の朝からデイビッドがいなくなってしまって、連絡がつかないの。あなたの連絡先を知っているのは彼だけで、どうしようもなかったの。みんなあなたのことを気にしていたし、もう会えないんじゃないかと思って、なんとかして会いにいこうと思ってたのよ。」と言っているうちに、マーリンとアマンダ、サンドラ、デイビッドがやってきて、「よかった!!心配してたのよー!」と言ってくれて、「みんな私のこと忘れたのかと思った。でも、そうじゃなかったんだね。また会えたからもういいよ。よかった。」と言いました。

 牧師さんの話が終わると、外に出て、みんなと話したり、写真を撮ったりしました。あっという間に帰る時間になり、ボブ、エディー(ボブの愛犬)、マーリン、ジョセフ、ソフィア、ギー、サンドラ、デイビッド(もう一人は今だ行方不明)、アマンダ、謎の少年と共に、ナコスに行きました。到着すると、「サプライズがあるからちょっと待ってて。」と言って、でっかいアイスクリームと千羽鶴を取りにいきました。ソフィアもついて来てくれましたが、「まだ見ないで!!」と言って階段を降りました。車に戻って「サプラーイズ!!」と言いながらアイスを渡すと、予想どおりみんなとても喜んでくれました。千羽鶴も気に入ってくれました。みんな車から出てきてくれて、何度もハグをしました。最後に日本語で声をあわせて「さよなら!!」と言ってくれました。でも「本当の意味では違うよ。また戻ってきてくれるんだから。」と付け加えてくれて、本当に嬉しかったです。大丈夫、必ずまた帰ってきます。

 
 
 

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