Author Archives: YokoMKelley

Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 104

実はなりぬ太陽の恵み地の恵み みはなりぬ たいようのめぐみ ちのめぐみ Fruit emerges Blessing of the Sun Bounty of the Earth 6月20日は夏至の日。昨年の秋に作った広さ1畳ばかりの作物床(raised bed)に植えた、スナップえんどう、トマト、オクラ、きゅうり等は、芽を出さなかったもの、予想以上に大きく育って(トマト)、他の野菜(オクラ、きゅうり)を覆わんばかりのものと、計算違いもありますが、ともかく育ってくれてホットしています。俳句には入れませんでしたが、雨もありがたい恵みのひとつです。

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 103

新しい電信柱の設置 先週、オマハ市とその近隣に電気を供給する電力会社から知らせがきました。私の居住する一帯に生える木の枝で電線の両端10フィート(約3メートル)以内に茂っているものは伐採するとの事で、通告通り、近隣は朝早くから電気のこぎりのうなる音に満たされています。加えて、庭の隅に立つ電信柱は新しくする必要ありとの事で、今朝から、地面を掘る音、新しい電信柱を起こすウインチの音、工事の人やトラックの往来と、普段、静かなこの辺りも大通り並みのにぎやかさ。好天気が続いているのは、もっけの幸いです。

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 102

落ち葉掻きは春にも (Raking leaves in Spring) 樫の木は空をめざしてまっすぐに成長する事から見分けがつきます。この幹の形状の他にも、樫の木は秋に葉の色が茶色に変わるのは変わるのですが落葉せず、葉をつけたまま冬を越す事からも見分けがつきます。それでは樫の木は何時落葉するかと言えば春先。お隣の庭に立つ立派な樫の木は今落葉の真っ盛り。すでに庭の廃棄物用紙袋6個いっぱいに葉をかき集めましたが、落葉が完了するのは少なくともあと一週間はかかりそうです。落ち葉掻きをしている姿は先日の雪かきの姿と全く同じ!

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 101

18年ずつ太洋挟み2都に住む 18ねんずつ たいようはさみ 2とにすむ 陽子 昨夜から降り始めた雪は正午までには15センチ積もり、この冬初のまともな降雪です。冬はこうでなくちゃ。 この2月で米本土に移って18年になります。その前の18年間はハワイに住みましたが、その大部分はオアフ島のワイアナエに居住、ワイアナエは島の西側、いわゆるリーウオードサイドにあり、東側のホノルルより暑く乾燥したところです。本土のカリフォルニア州からネバダ州へ大雪のダナー峠を車で越えていきましたが、ハワイでの日焼けはたちまち雪焼けに変身しました。 本土で最初の住んだのは、アイダホ州のショショーンという人口千4百人余りの町で海抜4千フィートの高地にあり、海抜ゼロのワイアナエに慣れた身には、階段を昇るだけでフーフー。アイダホには3年間住みました。中央平原のネブラスカ州に移る話には物珍しさも手伝って直ちに同意、今日に至っています。 先日も冬枯れのオマハの町を車で走りながら夫と話したのですが、風光明媚のハワイ、見所と言っては広い空と土地以外なーんにもない中央平原、どちらの18年もあっという間に過ぎました。 付記:厳密には2都ではありませんが、今年の2月7日は「二都物語」の作者チャールズ デイケンズの生誕2百年にあたりますので、この言葉を拝借しました。

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 100

今日、雪がちらつき、やっと冬らしい天気が戻り、しばらく手つかずにしていたアップリケをやる気分になりました。 ホノルル在住中のある日、カイムキで運良くも機織り教室の生徒となり機織りの基礎から習う事が出来ました。運良くと言ったのは、その機織り教室は一 年足らずで廃校となったからで、教室の存在さえご存知でなかった方が多いのではないでしょうか。ともあれ、本土に移る事になった際、長く暗い冬は機織りな どをして過ごそうと、想像をめぐらせたのですが、現実には、本土の冬はいたって明るく、冬中屋内に籠って機織りを、は全くの夢に終わり、ハワイから持ち運 んだ機織り機も他人にゆずってしまいました。 大きな機織り機を使っての機織りはやりませんが、小型の器具を使っての布織りには興味があります。 アップリケやキルトも布が使い方によって姿を変えるところが面白く、まるでパズルを解いているようです。

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 99

Anticipation, by Yoko K 陽子 来年の収穫期して土を盛り らいねんの しゅうかくきして つちをもり Soil is piled high Next year’s harvest Anticipation 11月にしては穏やかな天気が続いています。お向かいの隣人ダンさん(83才)は毎日庭仕事と畑仕事に余念がありません。糖尿病の持病がありますが運動を欠かさないのでずっとインスリンなしです。隣人の私たちは取り立てのさやえんどう、青ネギ、トマト、キュウリをどっさりもらって大助かりです。 私は、これまでにも、トマトやキュウリ等を育てていましたが、草取りが簡単だからと鉢に植えていましたが、ダンさんに啓発されて、来年は露地植えをやってみることにしました。といっても、ここの庭は全面芝生が生えていて農地になるような空き地がありませんので、材木で囲ったレイズドベッド(raised bed)にしてみました。来年は、赤と黄のピーマン、日本のナズビを試してみるつもりです。

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 98

17年振りのハワイ 陸を越え海越え目指すはオアフ島 りくをこえ うみこえめざすは オアフとう 陽子 ハワイ在住の姪がホノルルで結婚披露宴をおこなうと知らせてきました。ハワイなら太平洋の真ん中、日本よりもずっと近くておおいに結構と思ったのは私の早とちりで、航空券を予約して所要時間を計算してみると、ネブラスカからは行きは13時間以上、帰りも12時間余り。太平洋に行き着く前に大陸半分を横断しなければならないことを忘れていました。 目の前は緑したたるアラワイの丘 めのまえは みどりしたたる アラワイのおか 姪がアラワイ運河に面したホテルを確保してくれました。オアフ島には18年間住んでいたとはいえ、大部分は西側のワイアナエでしたからワイキキとはあまりご縁がありませんでした。目前にひろがるアラワイの丘陵の緑には心を奪われました。 披露宴優美なフラを満喫す ひろうえん ゆうびなフラを まんきつす 新郎のお妹さんは元プロのフラダンサー。「マジックアイランド」の踊りの際は音楽が会場いっぱいに鳴り響くのを幸いに、私も音楽に合わせて声を張り上げて歌いよい気持ちでした。 ハウピア菓アヒポケタコポケ皆旨し ハウピアか アヒポケタコポケ みなうまし あのハワイ特産の海藻抜きにはポケは語れません。 旧友と17年分のおしゃべりを きゅうゆうと じゅうひちねんぶんの おしゃべりを うーん、17年顔を合わせなかったとは信じられません。 ハワイに行くと決まって、ぜひ、日本書店で本を買い、白木屋で日本製の陶器の大根おろし器を購入したいと思ったのですが、3軒の日本書店は消え、白木屋は模様替えして台所用品はもう扱っていませんでした。ただ、白木屋では古本コーナーで文庫本と新書本を安価で買え満足しました。 アラモアナショッピングセンターにはバスで往復し、ショッピングセンターでは汗をかきかき歩き回りました。さて、ネブラスカに帰ってみると、木々は黄葉紅葉の真っ盛り(落ち葉もどっさり)、温度は5度あたりで夜は暖房を入れます。電気毛布も使用開始となりました。

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 97

今月の一句 明朝は寒波の予報に鉢運ぶ みょうちょうは かんぱのよほうに はちはこぶ 陽子 Cold front is forecast For tomorrow morning Potted plants are carried indoors 暑い夏もやっと終わった、と余韻を楽しむ暇もあらばこそ、14日の夜は38度(摂氏4度)に下がるとの予報に、寒くなるのは例年より早い?それとも遅い?とぶつくさ言う間もなく、戸外に出しているハワイアンテイリーブスやアンスリウムを屋内に運び込まなければなりません。幸い、夏の間窓辺を占領していた飛行機草(ドラセナの一種)は早めに知人に引き取ってもらっていたので、場所だけは確保してありました。ともあれ、端からつめこんでなんとか搬入を終わりました。夫は、これで今年の鉢運びは完了、今後いかに暑い日がやってきても来年の春まで植物は室内に、と宣言しました。

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 96

今月の一句 水引いて肩現れり彫刻かな みずひいて かたあらわれり ちょうこくかな 陽子 Water recedes Shoulders appear Sculpture of “work” 5月末以来の洪水で川沿いの人々に多大な損害を与えているミズーリー川も8月に入ってからやっと水位も下がり始めたとのニュースを聞き、それならば立ち入り禁止地区などといった警戒態勢も多少はゆるんだのではと、洪水現場に行ってみました。 オマハ市の東端に位置するミズーリー川沿いは河川運輸華やかりし頃は栄えましたが、鉄道がオマハ市まで到達してからは忘れられた存在でした。近年、ミズーリー川の美しさが見直され、リバーフロント開発の名のもとでレストラン、コンドなどが建ち始めたところに今回の洪水でした。 あるレストランの直ぐ傍に備え付けられた彫刻は、鉄道(Union Pacific Railroad)で働く人を描写したものですが、洪水の最盛期には人々は全く見えなくなったそうです。今日みたところでは、すくなくとも頭部は水面より上に出ていましたが。向う岸の木々も下部は水の下にあり、水流は明らかにいつもより早く、洪水以前の状態にもどるのはまだまだ時間がかかりそうです。

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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 95

今月の一句 イチかバチか今年の野菜は葱にトマト いちかばちか ことしのやさいは ねぎにとまと 陽子 Sink or swim Vegetables of the year green onions and tomatoes 昨年の家庭菜園は不出来だったというのが大方の意見です。野菜の生長に大事な4月に降雪があったりしたのが主な原因ですが、そうすると家庭菜園を楽しみにしている者はどうしても慎重にならざるをえません。わたしも昨年はオクラの出来がさっぱりでしたので今年はオクラは見送り、その代わり気候のえり好みがすくない青ネギを育ててみました。期待していた以上に元気に育ち、刻み葱などに心置きなく使えます。トマトも育てやすいチェリートマトにしました。実がたくさんなったので元気づけられ、園芸店での苗売り時期終了直前に大きいトマトの苗を購入、ダメでもともと、一か八かで育てることにしました。 ところで、こちらのテレビではミズーリー川の洪水を5月末から継続して報道していますが、昨夜のニュースでは洪水との戦いに小さな町でも数百万ドル(数億円)使ったとのことです。増税は避けられない?

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