ここで言うキーとはキーボードに並んでいるアルファベット記号のことです。いうまでもなくキーの配列はタイプライター、コンピューター、スマートフォーン等すべて同じです。この当然とも言える事実に変化が起きそうです。
月刊誌The Atlantic 11月号に掲載の「Life after QWERTY」(by Eleanor Smith)と題する記事によると、『人間は1分間に約120語をしゃべるのに対し、タイプできる語数は慣れたタイピストでその半分、更に、今や普通化したテキステイングとなるとわずか14から31語と減少する』。
『その語数減少の原因は1870年代から続いているキーボードの配列にある』。この歴史あるキーの配列法をキーボードの最上段に並ぶ6文字Q,W,E,R,T,y からとってQWERTY配列と呼びますが、何故この配列なのかにも理由があります。『それは頻繁に使う文字をわざと離れた位置に置くことによってタイプライターの故障(jamming of keys)を少なくしているが、逆に位置離れがテキステイングに時間がかかる原因でもある。テキステイングは親指を使ってするので尚更である』ことが判明。
研究者とデザイナーは検討の結果、新たなキーの配列を提案しています。この新しい配列法をQWERTYにならって KALOと呼んでいます(写真のキーボード右中程の4キー)。KALO配列法によるとキーボードの左側に子音群を、右側に母音群を位置することにより親指を左右に動かす必要がなくなり、又、スペイスバーを左右2カ所に設けています。
KALOを使った訓練後、語数は平均して37語まで増加しました。しかし、しゃべり語数にはまだまだ及ばないというのが現状です。検討続行が望まれます。
以上の報告は英語文に限っています。日本文ではどうでしょうか?
