間違いを認め、その事実を受け入れるのはとても難しいです。
一生懸命していたはずなのに、目的を見誤ったり…空回りしていたり…
わたしが一番ショックなのは、患者さんのことを思いながら行っていたはずのことが、自分よがりになってしまっていたという事実を知ることです。
そういうとき、自分で気付くことはほとんどなく、人から指摘され気付かされることが多いです。
わたしはまず、人から指摘されてハッとしてすごく自分を恥じます。
そして次に頭の中であれやこれやと言い訳を考えてしまいます。
指摘してくれた相手を心の中で責めることもあります。
でも、徐々に冷静になって事実を見つめます。
そうするととても不安で、情けない気持ちになります。
そんなとき、私は魔法の言葉を思い出して、受け入れる助けにします。
「私に起こる全てのことは良いこと」
(Everything that happened me is good)←以前美智子さんが英語にしてくださいました。
この言葉をぶつぶつと唱えて、
「そうだ、全てのことに意味があるんだ。あそこで間違いに気付かされたから大きな失敗を起こさずにすむんだ。
また一つ成長できるんだ。」
と言い聞かせます。
そして、間違いを指摘してくれる人はたいてい、私が落ち込んでいるのではないかと気にしてくれるような優しい人が多いです。
優しいからこそ私が大きな失敗をしないように、言いにくいことも言ってくれるのです。
だからそんな相手にとても優しく接しますし、感謝が伝わるように振る舞います。
今日も仕事でいろいろありましたが、こうやって言葉で表すことで、最後のモヤモヤも、キラキラに変わりました。