都城便り(11)

私の叔父はテーラーでした。何年か前に引退しましたが、オーダーメイドのスーツを作っていました。
その叔父が、亡くなった祖母の大量の着物を利用し、部屋用のガウンを作ってくれました。
とても華やかで綺麗で、着るのがもったいないです。
表と裏で、リバーシブルになっています。

袖口を引っ張り上げる工夫もしてくれています。

並べると芸術的です。

以前陽子さんが趣味でされているキルトについての話題の際に、おじのガウンが写真のキルトに似ているなと思いました。
陽子さんも興味を持たれて、ブログに写真を!とおっしゃってくださったので、載せてみました(^ ^)

祖母は私が中学生の頃に亡くなりました。離れたところに住んでいましたが、私のことを本当に可愛がってくれました。
祖母は日本舞踊を習っていましたし、若い頃は日常的にも着物を着る機会が多かったので、祖父がたくさん買ってプレゼントしていたそうです。本当にたくさんあり、数回しか着ていないものもあるそうです。すでに傷んでしまっている部分もありましたので、綺麗な部分を利用したそうです。

時折祖母がつけたのか、私がつけたのかわかりませんが、シミがあります。自然についたものかもしれません。
でも、もしかすると祖母がお茶か何かをこぼしたのかもしれません。それを見るとなんだかすごく祖母を身近に感じることができます。

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4 Responses to 都城便り(11)

  1. YokoKelley's avatar YokoKelley says:

    写真、お待ちしていました。襟、袖口の落ち着き具合といい、丁寧な縁取りといいさすがにテイラーをなさっていた方の作品とため息をついています。どの模様を襟に持ってくるかと楽しみつつも迷われたことでしょう。着心地の良さがしのばれます。それにしても総絹のガウンとは本当に着るのが勿体ないくらいですね。

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  2. YukiyoFujisaki's avatar YukiyoFujisaki says:

    さっそくのコメントありがとうございます。
    着心地は軽くて手触りがすごく良いです。
    叔父も試行錯誤しながら楽しんで作ったと言っていました。
    襟や袖のことや、縁取りの丁寧さにはあまり気付きませんでした。さすが着目するところが違うんですね^ – ^
    ガウンは私の母と、叔母の分もあります。これもまた素敵なので、近いうちに写真を載せようと思います!

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  3. JimWoodhull's avatar JimWoodhull says:

    I thought that the pictures of the kimonos were very beautiful. My wife inherited about nine different kimonos from her Aunt when she passed away and seeing your pictures made me think of them again. Also, our friend makes kimonos in Kyoto.

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  4. YukiyoFujisaki's avatar YukiyoFujisaki says:

    ジムさん
    はじめまして。
    コメントありがとうございます。奥様は日本の方ですか?
    着物は保存状態が良い限り、受け継がれていくもののようですね。

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