引っ越し続きがたたって6年もの長い間着物の虫干しをしていないことに気がつきあわてて箪笥から着物を取り出し、涼しい地下室に下げています。日本での虫干し時期は春先のようですが(いかんせん記憶がはっきりしません)、私は虫がショックで死ねば願ってもないことと寒い時を選んでします。幸い、虫がついた様子はみえません。
最初に吊るした着物は、早苗叔母からの遺言でゆずってもらった紋付です。すそ模様の柄(鳳凰ともくれんの花)や仕立て具合からみてかなり古い着物です。出来上がって直ぐは真っ黒であったでしょう地色もあちこちあせて紫色になっています。
祖母(母の母)が早く亡くなったので、母は妹(早苗叔母)を特に可愛がっていました。戦後、満州から、早苗叔母さんが子をつれて命からがら帰国した時の事を何度もはなしていました。それやこれやで、早苗叔母さんの着物を手にすると自然に涙っぽくなります。

日本で呉服屋さんを営んでいる友人がいます。聞いてみました。
「虫干しを寒い時にするのは、正解です!乾燥していることも大切です。」
ということです。
美智子
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呉服屋さんしていらっしゃるとはうらやましい。いつもきれいな着物に囲まれて。と、外から思うほど楽ではない事は重々わかってはいますが。。。
虫干しは冬のさなかにやってもいいのですね。安心しました。
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