Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 101




18年ずつ太洋挟み2都に住む

18ねんずつ たいようはさみ 2とにすむ

陽子



昨夜から降り始めた雪は正午までには15センチ積もり、この冬初のまともな降雪です。冬はこうでなくちゃ。

この2月で米本土に移って18年になります。その前の18年間はハワイに住みましたが、その大部分はオアフ島のワイアナエに居住、ワイアナエは島の西側、いわゆるリーウオードサイドにあり、東側のホノルルより暑く乾燥したところです。本土のカリフォルニア州からネバダ州へ大雪のダナー峠を車で越えていきましたが、ハワイでの日焼けはたちまち雪焼けに変身しました。

本土で最初の住んだのは、アイダホ州のショショーンという人口千4百人余りの町で海抜4千フィートの高地にあり、海抜ゼロのワイアナエに慣れた身には、階段を昇るだけでフーフー。アイダホには3年間住みました。中央平原のネブラスカ州に移る話には物珍しさも手伝って直ちに同意、今日に至っています。

先日も冬枯れのオマハの町を車で走りながら夫と話したのですが、風光明媚のハワイ、見所と言っては広い空と土地以外なーんにもない中央平原、どちらの18年もあっという間に過ぎました。

付記:厳密には2都ではありませんが、今年の2月7日は「二都物語」の作者チャールズ デイケンズの生誕2百年にあたりますので、この言葉を拝借しました。


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