これが「板チョコ」に?


ヌービーの一代目の飼い主(我々は2代目)のデイブさんが南米コロンビアから一時帰郷、ヌービーに会い方々、訪ねて来ました。「これはコロンビアからのお土産です」とくれたのがカカオビーンです。一袋のカカオビーンはコロンビアでは4ドルで買えるが、オマハでは40ドルはするとのこと。

料理に使うには、ビーンを弱火で10分余り空煎りした後、15分ほど冷ましたら、ビーンの薄皮を剝き、砕くのです。弱火で空煎りするのはビーンに豊富に含まれているビタミンCをなるべく破壊しないためです。石鉢でビーンを砕いている間つくづく思いました、カカオビーンの原産地のメキシコの人はよくもまあ、こんなに込み入った調整法を考えたもんだと。

ビーンは細かく砕いているとだんだんココア粉みたいになってきますが、味はおなじみのチョコレートからはほど遠く、むしろ苦くさえあります。カカオは16世紀にアズテク王国を征服したスペイン人がヨーロッパに持ち帰り、広まったのですが、甘いチョコレートとして知られるには更に2百年かかりました。

ところで、カカオとココアの違いは不明、探しても見つかりません。


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