今時の家探し

今年1月末に引越しましたが、11月20日にまたまた引越します。引越し虫の我々ですが、10ヶ月内に2度は初めてです。

今の家は、大家さんが南米のチリで英語を教える3年間借りる予定でしたが、9月頃、大家さんから「チリで自分の学校を建てたい、それにはまとまった資金が必要なので、その家を売りたい」と言ってきました。 

実は、この申し出は我々にとって迷惑どころか、《たなぼた》なのです。オマハ市の中心にありながら静かな環境は申し分ないのですが、1920年台築の家は不便なところが多く、先が思いやられていたのです。 

オマハに移って4年半は借家住まいでしたから、家を買うのは14年ぶりなのですが、その間、家探しの方法もずいぶん変わったものです。以前は、新聞の土曜日版にびっしり載る売り家の写真を見て、よさそうな家を何軒か選んで実地検分にでかけたのですが、今は、インターネットを開き、条件(場所、寝室と浴室の数等)を選ぶと、その条件に合った家がヴァーチュアルのスライド入りでスクリーンに現れますから、それらをじっくり見ていくと、実際に家に入った際何処を重点に見ればよいかはっきりしてきます。

しかし、現実に家購入となるとやはり専門家(米国のrealtorは日本の不動産屋とはちょっと違います)に頼むのがなんといっても最良とわかったのは、彼らは、家の建築状態、水電気廻り、暖冷房装置等のみならず、環境問題、例えば、lead(鉛)や radon(ラドン 地中から発する放射能)、を厳しく調べるからです。希望の家が見つかった後、我々のリアルターさんはhome inspection (家の視察)をすることを薦めました。 その結果 ラドン有りとわかり、売り手の費用でラドンを空中へ逃がす工事をし、その後再確認をしてもらう手続きをしました。環境検査などは10数年前には考えられなかったことです。今後も、家の購入は環境問題がらみで更に複雑になっていくことでしょう。

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