千切りか丸切りか
切干し大根をつくるのに当地の冬を利用すればよいと気がつくのに、なんと15年かかりました。事のきっかけは大根ではなく人参。松前漬けの作り方に、人参はしばらく乾かして使うと味が変わらずによいとありました。全くその通りで、味だけでなく噛みごたえもよく、干し野菜のパワーにうなずきました。
この料理の本には千切り大根の作り方も載っており、ぜひ実行しようと寒くなるのを待っていました。気温も順調に下がり、いざ千切り大根つくりにとりかかろうとしたら、外野席から「千切り大根はかなりにおいますよ」との声が。環境に神経尖らせている今の時代、これは無視できません。殊に米本土中央部では千切り大根に理解を求めようなどとは全く無理な話です。風の向きに気をつけてなどとも考えましたが、それもダメ。
さてさて、と、料理の本を漁っていると長崎県平戸藩につたわる「歯がため」という料理が目につきました。これは大根のまま寒風に一週間ほどさらし、生干しにして使うのですが、歯ざわりがよいとあります。切らずに一本そのまま干せばにおわないかどうか、実は知りませんが、やってみることにしました。干し方を具体的に書いた本などありませんから、ベランダの柵に自己流にぶら下げてみました。 リスのえさのトウモロコシの直ぐ傍というのがいささか危うい感じですが、ともあれこの一週間が楽しみです。

キツツキさんのよいおもちゃになりそうですが。。。
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なるほど 良い とても 納得する お考えです。感心いたしました。 でも このお写真で 思わず 笑い出してしまったのは 私だけでしょうか? 楽しいです~~~。
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さほど時間が経ったわけでもないのに、今朝、「まだちゃんとぶら下がってるかなー」とおそるおそる確かめました。
おっこちたら、まあ仕方ありませんが、リスちゃんの頭を直撃なんてことにはなりませんように!
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