日の出前の白見始めた早朝の静けさをやぶって、「プフォー」とおもちゃのラッパのような音を耳にしました。 こんな朝早くから遊ぶ子がいる？ と驚いたのですが、ふと、窓の外をながめると、雄の雉が一羽、アパートの建物と緑地帯の間で草を刈ってある６フィートばかりの幅の芝の上を歩いているのを見つけました。 朝日が昇りはじめたところで、赤紫色の頭頂が誇らしげに光って見えます。  「プフォー」は、雉の鳴き声であることを確かめて、そうだ、写真に取らねば！とカメラを手に窓辺にもどったのですが、残念、雉は深い草の中にもぐってしまった後でした。 ２，３日後、例の「プフォー」を緑地帯のアパートとははるか反対の方向に聞きました。  歩くのが好きなこの雉の次のお出ましはいつのことやら。