「胸痛」 と言ったばっかりに

 
 6月末の或る日、引っ越しも無事済み、旧居の後かたずけをしていたところ、昼頃、消化不良気味で気分がわるくなりました。 そうなった理由には心当たりがありました。 その2,3日前から連日、4時に起床、5時にオマハの新住居を出てノーフォークに通っていたのですが、早寝をせず、気にしつつも睡眠を充分にとっていなかったのです。

 具合が悪くなった際、最近、心筋梗塞で手術するはめになった兄の言葉を思い出しました。 兄は、良く考えてみると、2年ほど前、深呼吸をすると胸骨の裏のあたりに痛みを感じたのが、心臓病のはじまりのようだと話していました。 そこで、私も深呼吸をしてみると、胸骨の下のあたり、どちらかといえば上腹部に痛みを感じたので、夫に頼んでノーフォークの病院に連れて行ってもらいました。

 救急室で、「吐き気と胸骨のあたりの痛み」 を来院の理由とした為に、直ちに心電図がつながれ、アスピリンを5粒のむようにいわれました。とたんに、嘔吐し、それとともに上腹部の痛みも消えてしまいました。

 ところが、心電図上に異常があるから、入院して精査をすることになってしまいました。入院2日目にストレステスト、3日目に心カテ検査を受けました。

 幸い、心臓の方は、様子をみておくだけになったのですが、その間、治療の主点はもっぱら心臓で、検査前12時間は絶食、終了は夕方と、ろくろく食事もできず、元来の来院の理由であった消化不良、腹痛のほうも忘れられた存在となってしまったのです。 

 「胸痛」 と言ったばっかりに、日常の生活以上の努力を払う結果になった次第です。
 

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