台所が新しければ…. 家が売れる

 だいどころ が あたらしければ…. いえ が うれる

 ことわざの「風が吹けば….桶屋が儲かる」では、出だしの「風が吹けば」から結末の「桶屋が儲かる」に到着するまで、砂ぼこり、失明、三味線、猫の皮、鼠 と5,6ヶ所は回り道をします。ところが、台所が新しければ、家が売れる 簡単に説明できます。同価格の2軒の家が売りに出されたとします。1軒目は2軒目より広いのですが台所が70年代に作られた古いもので、遅かれ早かれ改造を必要とします。2軒目は1軒目より小さいのですが、台所をそっくり新しくしたばかりとします。どちらが早く売れるでしょうか。
 
 台所の改造を決心したのは、レンジの掃除をしていた時です。レンジとカウンターの間の隙間をカバーする細長い金属片の拭き掃除をしていると「カランカラン」と音をたててはずれました。なぜかその時
「家が売れるか売れないかはキッチンとバスルーム次第」といわれるわけが納得できました。ホームセンターと呼ばれる大型店に行くとモデルキッチンがずらりと並んでいます。そこではオーブンは壁にはめ込み式になっており、レンジはカウンターと一続きになっていて、隙間もなく金属片も要りません。新製品がつくられるのはそれなりの理由があるのですね。
 

This entry was posted in Daily Sketch. Bookmark the permalink.

Leave a comment