『仲秋の名月』 と聞いて、澄み切った秋の空の満月と障子に陰をおとす萩の枝を思い浮かべるのは、どうやら日本人だけらしく(それも今や少数 派になりつつあるようですが)、日英辞典の訳語には harvest moon (収穫の月)とあり、穀類の実る時期の月とされています。静の美に対する動の美といえますが、双方、 秋の名月を誉でる点は共通しています。
と、夏の終わりを楽しめるのは、ここ内陸地帯では残念ながらごく短期間で、木々の葉が紅く、または、黄色に変わりはじめると、気温は急降下して、話題はもっぱら今年の冬の降雪量の多少に移ります。(2004年10月10日)
