失語症患者さんと接して思ったこと

 最近、失語症患者さんと接して思ったんだけど、患者さんに対して私達が行うべきことは、「治す、話せるようにする」 ことではなく、「持っている能力すべてを使って、相手に言いたいことを伝えられるよう、その手段を見つけ、伸ばす」 という事なんだと、感じました。

 人間として自分を伝えられず、相手と心が通い合わないという事ほど孤独を感じることはないと思います。 ナコスで体験したこと、そのまんまです。「言語聴覚士学科」ではなく、「コミュニケーション障害学科」 とした教授達の思いが解った気がしました。

 このことが解ったのも、ハワイで3週間、全力でいろんな人に私をぶつけてきた (?) 結果かな・・・ とも思います。改めて、ありがとうございました。真摯に相手にぶつかっていく、しかし、どちらかと言えば、「一方通行のコミュニケーション」 から 「双方向のコミュニケーション」 へ、大きく舵を切り換えた!そんな感じがしました。
 

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