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Category Archives: Nebraska便り
Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 56
新聞などの出版物を読んでいる時、「ハワイ」あるいは「ホノルル」という文字を見つけると「なに なに!」と興味が倍加します。 オマハで発行の週刊新聞の1ページの、オマハの人口は増えている( 意外!)という記事も、「ホノルル」の文字に出会うまでは、斜め読みしていました。これいかに?と記事を最初から読んでみました。ホノルルはオマハ市の人口増加に寄与している米国内の他の12の都市の中に含まれているのです。 都市が発展するためには住民が必要で、そのために国内の都市はぜひ、わが市へ、とみな躍起になって勧誘しているのですが、ここ10年間の人口動静調査によるとアリゾナ、テキサス、ネヴァダ州等のいわゆるsunbelt citiesに人が流入しています。 それらの都市に比べると他の都市からオマハに移転した人の数は1994年から2005年にかけて27,000とわずかなものですが、増えているのは確実です。どこから人が移って来ているかというと、トップが州都のリンカーン市、2番目がなんとカリフォルニア州のロスアンゼルス、そしてスー市(アイオア州)、シカゴと続き、ホノルルは10番目に数えられています。 ちなみに、オマハからの移転先は、トップがアリゾナ州のフェニックス、2番目がミズーリー州とカンサス州の2州にまたがるカンサス市となっています。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 55
オマハで発行の或る月刊紙(広告代で維持されているので無料)の片隅に「Dead Sea Scrolls Exhibit (死海文書展示)」とあるのをみつけました。月刊紙は8月号でしたから、おそらく見逃したのでは、と半ば諦めて期日を確かめると2日後に終了とのこと。展示場所は、オマハ市の北東部にあるMormon Trail Centerで、これは19世紀にモルモン教信者がイリノイ州からユタ州に移住した際に越冬した地を記念して建てられたものです。そこは車で行ってもかなりの距離ですが、それよりも特定の宗教教団による展示であることにひっかかりがあったのですが、その点は展示を見た後に改めて考えることにしました。 それよりも「死海文書」についての予備知識があったほうがよかろうと、数年前に購入した本に目を通してみました。「死海文書」は長年にわたって研究が進められているとのことです。この本は1996年発行ですから、10年間にどれほどの発見があったのかがわかります。 センターに入ると、まず、「死海文書」の発見(1947年)から解読に至る経過を紹介したビデオの上映がありました。隣接の展示室には、文書、2000年間これらの文書を収めていた壷の他に、文書を書いたとされるユダヤ教の宗派の住居のモデル、死海近辺の地図などが展示されていました。文書や壷は全て複製でしたが、文書の端に「Kodansha, Ltd. (講談社でしょう)」と複製元が印刷されていました。これまで推測するだけであった文書や壷の実際の大きさがわかったのはなによりでした。 帰宅して、インターネットで、「死海文書」を検索してみたところ、今年6月から12月までサンディエゴの歴史博物館で本物の死海文書を展示しているとのこと。文書の出所については、現在、ユダヤ教の宗派説、エルサレムの図書館説とにわかれており、また、なぜ多数の写本をしたのかについても、まだ謎であり、一方、これらの疑問は全て解決したと受け止められるモルモン教センターの展示とは食い違いがあるようです。 (ハワイパシフィックプレス連載)
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 54
オマハの2番目のアパートに暮らしはじめて早や2ヶ月経ちました。住んでみて気に入った事のひとつがウオーキングの場所に恵まれていることです。 最初のアパートは新興地域にあったため、歩行者道はあったものの、途中、クリーニング店や保険会社の駐車場を横切ったりしていました。それに比べると、今のアパートはオマハ市を縦断するBig Papillion Creekに近く、このクリークに沿って遊歩道(Big Papio Trail)が整備されていて、気兼ねなくウオーキングできます。 この遊歩道が何時出来たのか知りたくてGoogleで検索したところ、この遊歩道は, 1989年に始まった全米を遊歩道で結ぼうという壮大な計画(The American Discovery Trail)の一部であることが判明。全米のどこかで遊歩道建設はいまでも進行中です。その何千か何万分の一部を歩いているとは知りませんでした。 (ハワイパシフィックプレス連載)
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 53
徳川慶喜将軍の贈り物 オマハ市のDurham Western Heritage Museumという長い名前のミュージアムは、かってユニオンステーションと呼ばれた駅でした。鉄道運輸華やかりし頃は, 日に64本の列車と1万人の乗客が行き来していました。アートデコの建物の内部はホテルのロビーにも劣らぬ贅を尽くしたもので、こんなに立派な待合室ならば一晩過ごしても構わないと思わせます。 客車運転が停止した1971年にこの建物はオマハ市の寄付され、5年後の1976年にオマハ市の歴史を伝えるミュージアムとして再出発しました。Durhamはこの再建に力を尽くしたオマハ市民の名前です。 年間を通して種々の展示会がもたれていますが、目下、19世紀末から20世紀初頭にかけての西部をえがいた絵が展示されています。、その多くは他所ではまず見る機会はないとのことですので行ってきました。どの絵も時間をかけて描かれた写実画で、その当時の西部をしのばせます。 たまたま コルト銃で知られたサムエル コルトの業績も同時に展示されていました。銃には興味がないので、さっと見て回っていたところ、ガラスの陳列棚に黒と金の漆器が飾ってあるのに眼が留まりました。 説明文によると、1854年にペリー提督が横浜に上陸した際、徳川慶喜将軍に送った数々のアメリカの工業品の中にコルトの連発式銃も含まれていたとのことです。徳川将軍からペリー提督に託された贈り物のなかの2振りの刀、2丁の銃(matchlock)ならびに漆器が、コルト氏の元で保存されていた というわけです。 黒船来航から大政奉還にいたるこの時代といえば、「幕末 大混乱」といった印象しか持っていませんでしたので、こういった贈り物の交換がなされていたり、日本工芸の真髄ともいえる漆器が贈答品としてアメリカに渡っていたとは、まったく意外な気がしました。 (ハワイパシフィックプレス連載)
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 52
6月18日、引っ越ししました。丁度一年前にも引っ越ししましたが、その時は運送屋の荷造り専門の人が3人やってきて、1日目は荷作り、二日目に配達といった手順でした。今回は荷作りは自分達でし、トラックでの配達(詰め込みも含む)は運送屋に頼みました。 引っ越し先は同じオマハ市内であり、この一年のアパート住まいの間出来るだけ不要品を処分しましたので、思い切って簡単な引っ越しにしました。アパートは月末迄家賃を払っているので引っ越し当日までに荷作り出来なかった物は後で取りに来れば良い訳です。 持ち物の中で荷作りにてこずったのは嵩の割りには重い本類でした。前回の引っ越しの際に、フィルム状のプラスチックで包んでそのまま車庫の本棚に積み上げていたのです。本は一冊読み終わらないでつい次の本を買う、そうすると溜まってしまうということになります。本の荷作りに費やした2日はたまたま暑い日でした。この経験を繰り返さないためには、一冊の本は読み終える、そうでなかったら図書館に寄付することを、自分に言い聞かせました。 (ハワイパシフィックプレス連載)
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 51
デジタルカメラは、写真をアルバムに整理する習慣のない私にとってまことに重宝です。マウスをクリックすれば、撮った写真全てが日付け順に勢揃いして現れます。現在居住のアパートを最初に見たのが昨年の5月14日であったことがわかり、その時となるべく同じ位置から写真を撮ってみることにしました。いわば、定点観測の流儀です。昨年と今年を比べてみて、明らかに変ったのは、アパートの南側の木々の向こうに小山が出来たことです。昨年11月半ば大規模の整地作業が行われ、あっという間に新たに山が現れたのです。当初は、この先どうなることやらと憂鬱でしたが、その後はなにも起きず、雪を被った風景なんぞはあながち捨てたものでもありませんでした。なによりも、野鳥類は大した影響を受けていないようで、ひとまずは安堵しています。来年もこの角度で写真を撮ってみるつもりです。 (ハワイパシフィックプレス連載)
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 50
オマハ市は先月、西隣のエルクホーン市を合併して、ますます拡張を続けています。私共がオマハに移ったのも、夫が、その発展に合わせて新築されるクリニックで働くことになったためですが、約1年前、そのクリニックの予定地を見に来た際、通りを隔てた南向いに、大規模の新建築がはじまっていて、何が出来るのだろうかと興味をそそられました。最初は、アパートかコンドかなと想像したのですが、最終的には、リタイアメントコミュ二テイ―(有料老人ホーム施設)だと判明しました。一般公開の知らせが郵送されてきました。建築の成り行きを追ってきた建物の内部を見る好機と行きました。日本にいる母が有料老人ホームに入居していますので、つい、両者の違いに注意がむきましたが、両者ともに、基本は老後を快適に送ることを目標にしていますから、予想したほどの違いはなかったといえます。ちなみに、母の居るホームには長期療養施設も併設されていますが、アメリカでは一体に、療養施設は別になっているようです。しかし、この点も、両国共に高齢化社会が進めば、同じ構造になるのではと思われます。 (ハワイパシフィックプレス連載)
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 49
この2.3日の陽気で雪はほとんど消え、春を告げる鳥ロビンの声に誘われて、植物園にでも行ってみようかという気になりました。これまでも、オマハの観光案内の雑誌を見る度に「砂漠の植物」の見出しに興味をそそられていました。植物園を目指して行くとガラスの丸屋根が遥か遠くからでも目に留まります。この丸屋根はフロリダのヱプコットセンターに似ています(写真で見ただけで実際に行ったことはありません)。成る程、この丸屋根の下に「砂漠に植物」があるのか、と納得して中に入ると、見上げる高さの岩の渓谷の窪みのあちこちに、植物だけでなく、鳥類、肉食動物が、実際の棲息状況に似た状態で、いわば放し飼いにしてあります。更に階段を降りて地下に行くと、大沼地が作ってあり、ビーバー等が水に出入りしています。つづいて、秋芳洞や玉泉洞のような鐘乳石の洞窟、深い谷底にいるような錯覚におちる岩壁の場などは、まったく予期していなかったので、驚くと共に、再び訪問してみたいものだと思いました。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 48
ジョスリン美術館の名は、10年前にネブラスカに移ってまもなく耳にしましたが、所在地のオマハからは車で約2時間離れたノーフォークに住んでいた為、ゆっくり美術館で過ごす機会はあまりありませんでした。
昨年(2006年)オマハに移りましたので、時間を気にせずに展示品を楽しめるようになりました。美術館はミズーリー川を遥かに見渡す坂の上に位置し、アートデコ風の薄ピンク色の総大理石造り。1928に着工、3年の歳月と3百万ドルの費用をかけて1931に開設に至ったのですが、この美術館はジョスリンという個人がオマハの市民へ贈ったものです。
George Joslyn(1848-1916)氏は中小都市の新聞社に、内外の大都市のニュースを前もって印刷した新聞紙を供給する事業で財を築きました。美術館はその後も民間の寄付で美術品の所有を増やし、児童ならびに成人に美術教育の場を提供しています。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 47
週末、やっとこの冬初のまともな雪が降りました。
しばらくは日中の最高気温が零下であることも幸いです。なにしろ冬季の降雪は、春からの農業用水に不可欠です。大晦日にも雪が降りましたが、地表は乾燥しており、その後には温暖な日がつづき土壌を潤すとまではいきませんでした。
これとは別に、穀類の収穫はまだまだ先のことと考えていらっしゃる方も、カリフォルニア産のオレンジが最近の寒波で氷の被害を受けたことは、直ちに小売に値段に反映するところから、身近に感じていらっしゃるでしょう。
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