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Category Archives: Nebraska便り
Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 84
ぐずぐずした雨模様の日が続いていますが、これも春の印とばかり、小鳥達は巣作りに忙しく飛び回っています。アパート住まいではえさ箱を吊るして小鳥を楽しんでいましたが、沢山の木に囲まれたこの家に引っ越して着て以来、えさ箱は物置にしまいこんだままです。ロビンが軒下のケーブルを利用して巣をかけていますが、この巣はお世辞にも立派とは言えませんね。 寒い気候に適した白菜類が終わった後には、レタスを植えてみました。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 83
雷鳴とにわか雨交じりの今日、屋内の植物を大工好きのルーク君製作の植物棚へ運びました。肩を寄せ合う窮屈な思いから開放された植物はうれしそうです。どんな植物棚になるのか、地面の寸法測りの時点ではピンとこなかったのですが、床つきの能舞台風の出来上がりで、そうと決まれば野菜もあれこれ育ててみようかと欲が出てきます。頭の片隅では、気候が寒くなった時、再び植物を屋内に運び入れる面倒さを考えてはいますが。まっ、当分は楽しむ事にしましょう。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 82
アングラスタジオ 3月14日は、ハワイとアリゾナを除く48州でいわゆるサマータイム(正式にはdaylight saving time)が始まりました。2年前までは4月に始まり10月に終わっていたこの夏期時間が、誰が考え出したのか2ヶ月分長くなりました。畢竟、人工的に決めた事で自然とは無関係ですから、騒ぐには値しませんが、家中ばかりか車の時計を1時間すすめるのはやはりめんどうなことです。 さて、ノーマンはこの家の地下室を画室として使うことにしましたが、築60年の家の地下室への階段はかなり急で、写真で見るとアングラといった雰囲気です。そこでアングラスタジオ。工作好きの知人の青年が物置棚と彫刻スタンドを製作してくれ、だんだんスタジオの様相を呈してきました。地下室とはいっても半地下で窓からの採光もあります。なによりも、Hotshopsでのスタジオとちがい、車で40分往復しなくてもよくなりましたが、他の画家達から離れるとどうしても刺激を受けにくくなりますから、すでに今年の12月にはHotshops で個展をする予約をしています。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 81
引越し荷物の片付けもおおかた終わりました。 3年余のアパート住まいから再び独立家屋に戻ったこの機会に、記憶が新鮮な間にアパートと家との両者を比べてみました。 体験してわかったのですが、両者の最大の違いは維持管理の容易さにあります。アパートであれば、水周り、電気 その他の具合が悪ければそれこそ電話一本で直してもらえますが、個人の家であれば、そうはいきません。引っ越しから金物店へは既に何回か行きました。 家に越してからいいなと感じたのは四方違った眺めを楽しめることです。アパートでは年中どうしても決まった風景をみることになります。最初、良いと思った眺めも毎日毎日となるとどうしても感激は薄れます。 維持管理と眺めのどちらを取るか、易しそうでけっこう難しいですね。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 80
犬付き家に引っ越し 1月23日、33回目の引越しをします。現在のアパートには2年半住みました。静かな環境、行き届いた管理と住み心地に文句は無いのですが、知人の知人が借家人を探しているという話に、まぁ、家を見るだけでもと出かけたのが運のつき。松林に囲まれた小ぶりの家が気に入ってしまいました。 家の持ち主(家主さん)は南米のチリに英語を教えに行く予定で、3年間留守にするのですが、その3年間出来れば借家人は同じであってほしいと願っていたというのです。当方にとってはノーマンの勤務先にずっと近くなると、双方の望みが一致しました。 そのうえ、思いがけなくも犬が家に付いてくることになり、犬好きの我々は大歓迎。「家付き娘」ならぬ「犬付き家」です(「家付き犬」かな?)。家主さんは愛犬をチリまで連れて行きたかったのですが、チリへの犬の入国は問題があるということであきらめざるを得ませんでした。 先週は、吹雪あり、気温は記録的な低温と、大変な時に引っ越すことになってしまったといささか気後れがしましたが、来週は平均温度を上回るおだやかな天気が予想されており、ほっとひと安心です。雪解けも来週半ばで完了すれば全く言う事なしです。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 79
きのこ 今年の夏頃から、マーケットで手に入るきのこの種類がぐんと増え、きのこ売り場へ行くと、まさに、おもちゃ売り場の子供のように、あれも買いたい、これも買いたいで、つい何種類買い込んでしまいます。 長い間、きのこといえば、ボタンの形をした白いマッシュルームだけでした。数年前から、クレミニやポータベロ等の茶色のマッシュルームが加わり、続いて、生しいたけがお目見えしましたが、厚みに欠け、入荷日から日が経つと小さくなってしまうものでした。 そういったわけで、日本の料理の本を見てもきのこ料理はすっかりあきらめていたのです。そんなところへ、突如として、しめじ、なめこ、まいたけ、ひらたけ、エリンギといっせいに登場してきたのです。椎茸も肉厚のもの。まさに、「ひゃー、わー」です。おそらく生産者のみなさんは数年間栽培を繰り返すといった苦労をされたことでしょう。喜んで買っている消費者がいることをぜひ知ってください。 写真は、真ん中の椎茸を囲んで、下に、なめこ (Forest Nameko)、左に、エリンギ (King Trumpet)、上が、しめじ (Brown Clamshell) と シャンテレル (Chanterelles)、右が、ひらたけ (Oyster Mushromm) ですが、栽培に使う木が違うからでしょう、名前は同じでも日本で手に入るきのことはちょっと違っているような感じもします。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 78
千切りか丸切りか 切干し大根をつくるのに当地の冬を利用すればよいと気がつくのに、なんと15年かかりました。事のきっかけは大根ではなく人参。松前漬けの作り方に、人参はしばらく乾かして使うと味が変わらずによいとありました。全くその通りで、味だけでなく噛みごたえもよく、干し野菜のパワーにうなずきました。 この料理の本には千切り大根の作り方も載っており、ぜひ実行しようと寒くなるのを待っていました。気温も順調に下がり、いざ千切り大根つくりにとりかかろうとしたら、外野席から「千切り大根はかなりにおいますよ」との声が。環境に神経尖らせている今の時代、これは無視できません。殊に米本土中央部では千切り大根に理解を求めようなどとは全く無理な話です。風の向きに気をつけてなどとも考えましたが、それもダメ。 さてさて、と、料理の本を漁っていると長崎県平戸藩につたわる「歯がため」という料理が目につきました。これは大根のまま寒風に一週間ほどさらし、生干しにして使うのですが、歯ざわりがよいとあります。切らずに一本そのまま干せばにおわないかどうか、実は知りませんが、やってみることにしました。干し方を具体的に書いた本などありませんから、ベランダの柵に自己流にぶら下げてみました。 リスのえさのトウモロコシの直ぐ傍というのがいささか危うい感じですが、ともあれこの一週間が楽しみです。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 77
朝、カーテンを開けると「雪!」。しかし、2、3日前から行く事を予定しているアート&クラフトフェアー。これしきの雪でしり込みをしてはおれません。特に、今回は理由があって行くのです。テレビのキルト製作番組で、製作者が3センチほどの長い指ぬきをしているのを見て、刺し子製作にもこんな指ぬきがあればきっと役立つにちがいない。しかし、裁縫用具店ではみかけない。クラフトフェアーにはきっとキルトを出品している人がいるに違いない。指ぬきのことを尋ねてみよう。 といった次第で、ミズーリー川をこえて東隣のアイオア州の町まで行きました。結果は?高望みでした。キルト出品者はいましたが、皆、機械でやるキルトばかり、ということは指ぬきは使いませんとのことでした。 それでも、人口過疎といわれている地域でもかなりの人出を目撃することが出来た一日でした。帰途では太陽も顔を出し、初雪はどんどん溶けてしまいましたが、明日も雪との予報。今年は、少なかった去年の分まで降るかもしれません。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 76
Bohemian Cafeで食事をして外へでると、Prague Hotel 1898年創業のサインが眼に留まりました。Bohemian Cafe はチェコ出身の家族の経営とは知っていましたが、建物がチェコからの移民が旅装を解いたホテルだったとはうかつにも知りませんでした。 早速、手元のオマハの移民史の本を取り出してチェコ人のページを読んでみますと、オマハ市の東端のこの辺りは19世紀末頃はリトルボヘミアと呼ばれていた。1870年以降の米国へのチェコ移民の4分の3はネブラスカに移住した.移住の最大の原因はハプスブルグ家の支配するオーストリアーハンガリー帝国の圧力であったが、同時にアメリカでは農民を必要としていて、ヨーロッパで大々的に移民奨励 (特に中西部へ)の宣伝をしたことにもよる。 Bohemian Cafeに話を戻すと、2代目の経営者はチェコでかなり名の通ったピアニストで作曲家でした。ちなみに、「新世界交響曲」作曲家のドボルジャークもご存知のとおりチェコ人です。ニューヨークに居てホームシックになったドボルジャークはアイオア州のチェコ人の町に滞在中にこの有名な交響曲を作曲しました。 歴史的にも興味のあるところですが、オマハ市民がこのレストランをひいきする理由は、伝統的な中央ヨーロッパの料理を年中食べられることでしょう。
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Dr.Yoko Kelley ネブラスカ便り 75
オマハの新聞のアート欄にグラント ウッド(Grant Wood)の描いた壁画の記事が載っていました。 グラント ウッドといえばAmerican Gothic の作者です。 American Gothicは枯れ草小屋を背景にした中年の農家の夫婦を描いたもので、やや厳しい表情の夫がピッチフォーク(枯れ草用の熊手)を持っている絵といえば思い当たる方もあるでしょう。 壁画は1927年にオマハの実業家が東隣りのアイオア州の4都市にホテルを建てた際に特別に注文して製作されたのですが、その後忘れられていました。壁画はCorn Room Mural の名のとおりトウモロコシ畑を描いたものです。4軒のホテルの内、北へ車で2時間ばかりのスー市のホテルにあった壁画は篤志家のおかげで救われて市の美術館に永久展示されているとのことなので、行ってみました。壁画は大は10m幅のものから小は2m幅のものまで6枚でした。 壁画は十分な手入れがなされていなかったので製作当時の色は失われたとのことで、今は、収穫の終わったトウモロコシ畑を描いたものとわかるだけです。残念でしたが、この美術館ではオマハでおなじみの金子順(あるいは淳)さんの団子やその他の絵をゆっくり鑑賞することが出来ました。 スー市を訪れたのは、ノーフォークからオマハに移って以来、3年ぶりです。オマハからスー市までの高速道路の左右にはトウモロコシ畑や大豆畑が目の届く限り広がっていましたが、その風景を見るのも3年ぶりでした。
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