Author Archives: YoshikoMouri

隈流俳句

深海の如き静けさ院内の昼 しんかいの ごとき しずけさ いんないのひる 義子  (102才)

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隈流俳句

爪の色しみじみ眺む春の朝 つめのいろ しみじみながむ はるのあさ 義子 (102歳)

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隈流俳句

一月の名残の雪やわれ百歳 いちがつ の なごり の ゆき や われ ひゃくさい 義子 (102歳)

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隈流俳句

音の無き夕暮れ時の一人部屋 おと の なき ゆうぐれ どき の ひとり べや 義子 (102歳)

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隈流俳句

この部屋がついの住処か桜散る この へや が ついの すみか か さくら ちる 義子 (102歳) ちょっと時期はずれですけど。

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隈流俳句

夜が明ける紫色の花キャベツ よがあけるむらさきいろのはなきゃべつ 義子 

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隈流俳句

ぼたん雪老人ホームの夜明けかな ぼたんゆきろうじんほーむのよあけかな 義子 

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隈流俳句

氷雨降る火影に揺れる水溜り ひさめふるひえいにゆれるみずたまり 義子 

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隈流俳句

雪の中歩く小鳥の羽根は青 ゆきのなかあるくことりのはねはあお 義子 

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隈流俳句

夜明け前鮮やかなるは花キャベツ よあけまえはなやかなるははなきゃべつ 義子 

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