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Author Archives: YokoMKelley
Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 44
5年程前、オマハの植物園でもたれた知人の結婚式に招かれたことがあります。その、Lauritzen Gardensと呼ばれる植物園は、オマハの東端のミズーリー川を見下ろす丘の上にあります。5年前は開園したばかりの時で、掘り起こしたばかりの土や、植え付けて間も無い植物があちらこちらに見えました。結婚式はとんがり屋根の建物の中央にある大きな屋内庭園であり、高いガラスの天井、ぐるりと並んだ円柱、大きく育った植物に囲まれた式はなかなか良い雰囲気でした。
オマハに移ってきましたので、5年間に植物園がどう変ったのか見に行ってきました。まず、白く塗った無蓋車が入園者を載せて丘の中腹を降りてきているのが見えました。そこで、花の見物はあとまわしにして、丘の上になにがあるのかと登ってみますと、途中には、1853年に大陸横断鉄道がオマハまで進展した際の写真が飾られていて、頂上にはでっかい機関車が2台すえつけられていました。見晴らしの良い頂上からはミズーリ川や対岸がよくみえます。良い気分になって、花を見物する件はすっかり忘れて帰路に就きました。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 43

オマハの南北に走る道路は東端のミズーリ川沿いの1番路から西端の192番路 まであり、12で割り切れる番号の道は南北に貫通しています。(例外もあって驚きますが)
先日、168番路を北に曲がり損ねたので西進して180番路まで行き、あらためて北方向に曲ったのですが、東方向に戻るための大通りとの交差点を見逃さなければよいがと願っていたところ、思いがけなく行き止まりになって、そこは赤レンガ敷きの道が左右に延びていました。赤レンガの道の上を車をゆっくり走らせながら、「オマハにもこんなところが」と大発見をした気持ちでした。道路際には Historical Lincoln Highwayとのサインが立ってっていました。
早速、インターネットで調べたところ、このLincoln Highway は、アメリカ合衆国で最初のtranscontinental highway つまり、東海岸(ニューヨーク)と西海岸(サンフランシスコ)を結ぶ大陸横断自動車道で1913年に着工、紆余曲折を経て現在の高速道路網の礎となったのですが、そもそもの発案者であるカール•フィッシャー氏はまた、インディー500の創始者でもあります。この東西両地点をを出来る限り真っ直ぐな線で結ぼうという案のおかげで、Lincoln Highwayはネブラスカのほぼ中央を横断しています。この歴史上重要なhighwayの保存に努力している民間人の会もありますし、ネブラスカ州では州政府が宣伝に力を入れているのは嬉しいことです。v
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 42
アメリカ合衆国の首都がワシントンでなく、ポトマック、または他のインディアン語であったらと考えることがあります。ネブラスカはインディアン語を州名にしていていますが、もっと詳しく知る必要を感じて、オマハに引っ越してきた機会に州図書館から参考書を借りてきました。
ネブラスカは、この中央平原を西から東へ流れる大きな川を Otoeインディアンが Nebrath-ka と呼び、Omaha インディアンが Ni braska と呼んだところに由来しています。共に、「平たい水」 という意味ですが、フランス人の探検家がこれをフランス語に訳し、現在の名 Platte River となりました。 ところでオマハは、 「流れに逆らって行く人」 という意味ですが、1500年前後に、スー族が東部のアパラチア山脈地帯から西へ移動した際、ミシシッピー川の流れに沿って南下せず、流れに逆らって北上したところからきています。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 41
「リスや小鳥達の面倒は引き受けました、オマハに引っ越されても、後の事は御心配なく!」
ノーフォークの私共の家を買った奥さんからいただいた手紙に、こうしたためてあったほど、裏庭にやってくるリスや小鳥達のことが気がかりだったのですが、これは、奥さんの言葉を信ずる以外、致し方ありません。 オマハで住む所も 「緑が多く、小鳥がいそうな場所」 であることを第一条件に探しました。
見つけた所は、地形上、高地に挟まれた小川が徐々に平たくなって、現在は高い木々や薮が茂り、南北に一マイル程続いている所のそばに建っているアパートです。 引っ越しの日に、世話をしてくれた運送会社の従業員が 「オマハにも、まだこういう所があったんですねー」 と感嘆するほど、 まだ自然が残り、勿論、種々の小鳥が住んでいて、おおいに安堵しています。 それにしても、ノーフォークでは、裏庭に木を植え、水をかかさず、餌をやりと手をかけたのですが、ここで自然の環境を見るにつけ、やっぱり自然にはかなわないと、感じる毎日です。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 40
Beaver stick (ビーバースティック)というものをご存知ですか?
ビーバー(beaver)は川の浅瀬にビーバーダム(beaver dam) を建設することでおなじみです。ビーバースティックは、このビーバーが齧った跡を残した丸太や枝のことです。長く繋がったソーセージに似ていなくもありません。
最近、この地域を流れる川のほとりで、8フィート9インチのビーバースティックが見つかりました。これには、ビーバーの齧った跡が7ヶ所あり、スティックの長さといい、齧った跡の数といい、新記録ではないかといわれています。
さて、それでは、何故、ビーバーはこのようなことをするのでしょう?ダムの建設材料は、主として、小枝と泥でこのようなカンナくずではありませんから、ビーバーは歯を磨いたのか、歯が鋭くなりすぎるのを防ぐために齧ったのかのどちらかでしょう。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 39
Sold (売れました)
2月に For Sale (売り家)のサインを出して5月上旬にSold (売れました)にこぎつけ、ほっとしているところです。その間、春分の日にドカ雪になったり、4月に例年を越える降雨量になったりしましたが、竜巻に見舞われることにならなかったのは、幸いでした。売買の契約を交わした日の前後は、暑からず寒からずの好ましい季節に入ったところでした。家を売りに出していて、最も難しく感じたのは、まだ上り坂のいるのか、すでに峠を越えたのか、よく解からなかったことでした。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 38
ガス燃料が2ドルを越えてショックを受けたのは、つい最近だったように思いますが、今や3ドル近くなり、もっと高くなること必至とのことです。地下から汲み上げる石油の量に限度があるとすれば、誰しも、価格はもとより、石油に代わるエネルギー源 alternative energy source について注意を向けざるを得ません。
最近、目を引いた新聞記事は、「トウモロコシ生産者は、目下は食糧を提供しているが、将来は燃料を提供することになる」というものでした。「アメリカの将来は、農業が産むエネルギー次第である」 とも、いっています。
トウモロコシは,太陽エネルギーを貯蔵しているわけで、renewable energy といえます。石油に代わってトウモロコシを使えば、環境を改善し、海外の石油に依存している状況からの脱出も可能であるとしています。実際に、広大な種苗農場の暖房に、トウモロコシを使用した人の経験では、経費はガスの3分の一で済んだそうです。まだ、一般大衆が使用できるまでには時間がかかりそうですが、alternative energy source の一つとして興味のあるところです。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 37




3月の第2週は、 ♪春の小川はさらさら行くよ…♪♪ と歌いたくなるようなうららかな陽気で、日差しも強さを増してきたので、冬越しの草花の清掃にとりかかりました。このままいけばスプリンクラー散水、庭の芝刈りをはじめるのも間もないと、軽い気分になったのを、自然は、「そう簡単にはまいりません」とばかりに、週末は雪とあられで屋外は真っ白に変り、冬に逆戻りしました。
中西部の他の州では、日曜と月曜の2日間に100以上の竜巻が発生し、カンサス州では大学の建物にかなりの被害を与え、ミズーリー、イリノイ両州では死者もでました。
国立気象局の発表によると、この、あられを伴った嵐はカンサスからイリノイにかけた地域に現局集中し、他所に拡大しなかった稀な現象とのことです。この先、10,20年間は自然災害が増加するとの予報は、早くも現実となっているようです。(2006年 3月 15日)
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 36
2月に入ってまもなく、地元の新聞の第一面に「石油パイプライン、高速81号線にそって建設!」との見出しの記事がネブラスカ東北部の地図と共にでかでかと掲載されました。
石油パイプラインといえば、アラビア半島と言うのが相場ですから、これはどういう話しなのかと興味をそそられます。
高速81号線は 米本土では唯一のカナダとメキシコを結ぶ高速道路でネブラスカ東北部を通過します。
記事によると、カナダの石油発掘会社が延々1,830マイルの石油パイプラインを使ってイリノイ州の石油精練所へ石油を送るにつき、高速81号線沿いにネブラスカ州を縦断しネブラスカ州の南端でイリノイ州へ東進するルートが最適であると決定した、ということでした。
昨年この計画が始まった当初はネブラスカ州は圏外に置かれていたとの事ですから、180度の転換といえます。事業の概略は、環境と土質の検討と技術面の設計に約1年かかり、工事の着工は2007年と予定されています。地元の新聞で事業の進行状況がくわしく報道されること必定です。
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Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 35
2005年12月12日「米国産牛肉の日本輸入禁止 2年目後に解除」が発表されていらい、この話題は連日当地の新聞の第一面を飾りました。
曰く、 ”American beef back on Japanese tables (日本の食卓に米国産牛肉もどる)” 、“Nebraska beef first to clear customs (最初に税関を通過したのはネブラスカ産の牛肉)”、”Beef producers launch media blitz (牛肉生産者側は消費者に向けてメディア大攻勢に着手)” 等とまさに分刻みの報道でした。なにしろ日本は、2003年暮れにおこった狂牛病事件で米国産牛肉の輸入禁止となる前は世界第一の輸入国でしたから、輸入禁止は米国牛肉産業に多大な打撃を与えました。
全米の20%にあたる肉牛を生産するネブラスカ州にとっても、収益のみならず雇用状況に痛手をこうむりました。日米間の交渉は肉牛の検査の段階で意見がまとまらず、結局、20ヶ月よりも若い肉牛に限るとの制限付きの輸入解禁となりました。
それでも、日本の消費者はもろ手をあげて歓迎しているとは言い難く、目下のところ、輸入禁止前のレベルに戻るには少なくとも3年はかかると予想されています。輸入禁止したのは日本を含めて50カ国にのぼりました。米国全体の経済に与えた影響を測るには、かなりの日時がかかると思われます。
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