ナコスの中村美智子さんと共著で、医療に必要な英語表現の記事をハワイパシフィックプレスに書き始めたのは1992年8月ですから、かれこれ16年続いている事になります。最初の『ドクター夏子の医療用談話室』シリーズを10年半掲載し、その後『ナコスの英語掲示板』とタイトルとフォーマットを改め今日に至っています。
『医療談話室』を本の形にして出版しようという話は早くからあったのですが、出版元探しに手を取られていました。その間に医学を含めて科学の進歩はめざましく、書いた当初は新規な内容の記事でも数年後には書き直しが必要になります。患者側の訴えは以前と同じではないかと思われるかもしれませんが、じつは、情報社会に住んでいるためか、殊にインターネット上での検索が可能な現在、ちょっと前には気にも留めなかった事柄、たとえば、遺伝に関する疑問を持つ場合などが出てきました。
記事の内容を時勢に合ったものにする作業を進めているところです。