トラウマの患者さん


今日は深夜勤。
放射線療法で、昨日短期入院してこられた患者さんのところへ
前投薬やバイタルの用事で行ったところ…。
カーテンを開けて、何か時間が止まった。

どこかで見た顔。。。それも自分にとっていい思い出だけじゃなくて、むしろ、心臓をギュって掴まれたような緊張の走る思い入れのある方。一瞬の流れだったかもしれないけど、私の中で、じわぁっと目の前の顔と一致する苦い経験がよみがえった。「お久しぶりです。また来ました。」と言う穏やかな表情。すごく気のいい優しいおじさんなのに、トラウマのせいで身構える自分がいました。あの時のことで不信感を抱かれてるんじゃないか…とよぎって、妙にギクシャクする声掛け。未だに引きずっている。担当看護師だったからこそ重たく残ってるのかも。

一年前に、このご家族に大変迷惑をかけた。私がサラリと声掛けをした内容が、不安でいっぱいになった奥さんには届いていなかったようで、大きな食い違いを生じさせてしまった。あの後の、気持ちがいっぱいいっぱいで、涙目で怒りをちらつかせる奥さんの様子が忘れられません。看護師として、「悪いことをした…」の一言で片付けられないこと。あの時、もっと「おかしい」と思って確認しとけば…、丁寧に介入しておけば…と後悔しました。

お話を伺うと、あの入院の検査後…この方もいろいろ闘病してきたんやなと。白髪が増えた気がする。奥さん元気かな。社会復帰できたんかな。いろいろ聞きたいこともあったけどできず。

朝8時、治療に向かうその患者さんに、「○○さん、治療頑張ってくださいね。」と、思わず、焦るように声掛けする自分がいました。こちらを振り返らず、「は〜い。」と今回の担当看護師と一緒に歩いていく姿。やっぱり動揺してる自分。一方でトラウマだけど、再開したこの機会に、深夜明けの休みに入る自分が悔しかった。次、行った時にはもう退院してるんやね。

This entry was posted in Uncategorized. Bookmark the permalink.

Leave a comment