おやつは母の手作りに限る
子供は学校から帰るとすぐ「おやつ」と言います。かつてわが家の5人の子供たちにはよく手作りのおやつを与えたものです。戦中、戦後の物資不足の時代でもあり、当時のサラリーマンの給料では子供たちにおいしいものを腹いっぱい食べさせることは不可能でした。
おやつの材料を手に入れるためにタンスの中の衣類をリュックサックに入れ、農家に行ってカンショや小麦粉などと交換したものです。おやつの主流はふかしイモでしたが、たまにホットケーキとかドーナツを作ると子供たちは大層喜んだものです。
最近、不二家の不正が取りざたされ、店頭からは同社の製品が姿を消しました。他社の製品は並べられています。賞味期限を見ると3ヶ月先とか6ヶ月先とかになっています。これまでは一応信用して買っていたけれど、今度の不正発覚でどこまで信用してよいのか頭の中は混乱状態です。おやつはお母さんの手作りに限ります。子供と一緒におやつを作ることこそ子供と触れ合う大切な時間と思います。
2007年1月29日 朝日新聞
