オマハ市のジョスリン美術館で「特別展示―清朝宮廷文化(Elegance of the Qing Court-Reflection of a Dynasty through its Art)」が開催されています。
宮廷、上級官吏軍人用に特別の作られた、服装、陶器などが清朝全期にわたって展示してありますが、それらはすべて私的な収集家の所有しているもので、中国、台湾いずれも無関係であるのは興味にあるところです(ことに北京オリンピックを控えていますので)。
特別講演では、豪華な絹の服の刺繍の模様はひとつひとつ意味があり、位階によって細かく分かれている事実は、スライドで説明されて始めて理解できました。展示場の壁全面を占める宮廷服装も圧巻ですが、もっとも注意をそそられたのは、帽子の展示でした。これまで写真で見ただけでは解らなかったのですが、夏用の帽子を覆っている赤い色は絹の紐で、黒にみえるのは孔雀の羽です。帽子先端の飾りも材質、色によって、着用者の位階が一見して判断できるようになっています。帽子箱、帽子立て、孔雀の羽飾り用箱も皆美術品、これら実物は初めて見るものでした。



