Dr. Yoko Kelley のネブラスカ便り 45

  町名や通りの名前の付け方は、土地柄を表しています。日本で町名を聞くと、方角やそこの住民の職業がわかります。ハワイでは海や太陽にちなんだ名前が多いのはさすがです。

 米本土の町の通りはだいたい碁盤の目に作られ、南北あるいは東西に走る通りが1番から始まる番号順につけられています。それらと交差する通りの名前として最も頻繁につかわれるのは、walnut(胡桃) maple(楓), oak (柏) pine (松)等の木の名前です。

 アイダホ州で住んだ通りは、Forsythia(日本語でれんぎょう)と呼ばれていました。これは春一番に黄色の花をつける植物として好まれていますが、発音が難しく何かと不便でした。それぞれの町を作った移民の名前が通りの名前として残っているのもアメリカならではです。

 オマハに、その通りの名を見る度に「お気の毒に」と感ずるのがBurt Streetです。1854年、Mr. Burtは、Nebraska Territory の初代の知事に任命されたのですが、元来病弱のため、東部からはるばるネブラスカまでやって来るやすぐに寝付いてしまいました。ところが、その当時、州都の決定をめぐって6つの町がはげしく対立していて、病気のMr. Burtはろくろく養生もできずに、10日後についに亡くなってしまったのです。その隣の通りが知事代行をした人の名であるのは、これまた興味のあるところです。
 
 


(ハワイパシフィックプレス連載)

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