「リスや小鳥達の面倒は引き受けました、オマハに引っ越されても、後の事は御心配なく!」
ノーフォークの私共の家を買った奥さんからいただいた手紙に、こうしたためてあったほど、裏庭にやってくるリスや小鳥達のことが気がかりだったのですが、これは、奥さんの言葉を信ずる以外、致し方ありません。 オマハで住む所も 「緑が多く、小鳥がいそうな場所」 であることを第一条件に探しました。

見つけた所は、地形上、高地に挟まれた小川が徐々に平たくなって、現在は高い木々や薮が茂り、南北に一マイル程続いている所のそばに建っているアパートです。 引っ越しの日に、世話をしてくれた運送会社の従業員が 「オマハにも、まだこういう所があったんですねー」 と感嘆するほど、 まだ自然が残り、勿論、種々の小鳥が住んでいて、おおいに安堵しています。 それにしても、ノーフォークでは、裏庭に木を植え、水をかかさず、餌をやりと手をかけたのですが、ここで自然の環境を見るにつけ、やっぱり自然にはかなわないと、感じる毎日です。
