いわゆる strip mall と呼ばれる商店街ができましたので、早速、見物方々行ってみました。
大小ある店舗のうち、目立つのは、売っているものはすべて1ドルという宣伝をしている店で、その隣にある take-out 専門のピツァ店の4、5倍はありそうな大きな構えです。中は、すみからすみまで商品がぎっしり、家庭雑貨は勿論のこと、文房具に趣味工芸用品と、生鮮食料 品以外ならなんでもそろっています。
つらつら観て歩いているうち、ふと、同じような体験をしたことがあるなーと考えていると、はたと思い当たりました。日本にある百円ショップです。日本に 帰ると必ずこの百円ショップに寄って、ネブラスカの地方都市では手に入らないもの、たとえば立方型の洗濯袋やてんぷら敷き紙などを買い込むことにしていま す。小さくまとまっていて便利な百円ショップは、久し振りの日本を楽しむのに、もってこいです。
さて、先日こちらのなんでも1ドル店の前に、ある老人ホームからの送迎用の車が 止まり、中から数人の老婦人が降り立ちました。ホームの自室で暮らしてい る人達にとっては、大スーパーで大量廉価の買い物でなく、必要なものを少量買えればいいのでしょう。 ホームで暮らしていなくても、庭箒1本だけ買いたい時は、誰でもこの1ドル店に行くでしょう。こういったところが、この種の店が全国に増えている理由なの かもしれません。 (2005 年3 月15日)
