4月の初旬、 日本に1週間ばかり行ってきました。
日本の春といえば桜の花ですが、近年は、おおむね開花の時期が早くなり、新入生の入学式を祝う時期よりも、むしろ3月の卒業式の時に花びらが舞うように なったので、半ばあきらめていたのですが、到着した日とその後2、3日が、ちょうど満開といった幸運にめぐまれ、久し振りに楽しむことができました。
ハワイのみなさんにとっては、日本訪問はさして珍しいことではないでしょうから、詳細は省きますが、ひとつ気が付いたのは、デパートのエレベーター嬢が存在しなくなったことです。
4年前に帰国した際にはエレベーター嬢がいて、懐かしかったのですが、すでにその当時、新式の(老舗でない)デパートでは、エレベーター嬢を廃止してい たかもしれません。ともあれ、日本に行ったら お辞儀をするのを忘れない様にと肝にめいじていましたので、エレベーター嬢が 「いらっしゃいませ」とお辞儀する度に、こちらもお辞儀を返さずにはいられなかったのを覚えています。
今回、感心したのは、脚の弱った母のためにデパートで車椅子を借用できただけでなく、買い物を終えたら、デパートの顧客係が親切にタクシー乗り場まで同 伴してくれたことです。翌々日、同じデパートに出かけましたら(日本滞在中は、連日、市の中心街にでかけました)、くだんの顧客係の女性が勤務中でしたの で、厚くお礼をいいました。 (2004年5月10日)
