寒風吹きすさぶ季節になると、当地の小学校を訪問した日の事を思い出します。隣人が教師として勤務している小学校で国際デーを計画しているとかで、日本の紹介をしてほしいと頼まれたので、快く引き受けたました。
対象は、1年生から3年生で、トピックは、そちらで御自由にいうことでしたので、あれこれ考慮した結果、日本語の紹介をすることに決定。
その理由は、情 報手段が発達し、マウスのクリックひとつで世界中の観光が可能な今日、日本の名所の展示など、おそらく生徒達にとっては興味はないだろう、しかし、日本語 を日本人に紹介してもらったことはあるまい、と思ったからです。
勿論、2、3時間で日本語のすべてを紹介するのは不可能ですし、情報過多で生徒が混乱した り、関心を失ったりしてほしくないので、カタカナだけに しぼることにしました。
幸い、手元に日本からの新聞がありましたので、それを見せて、いかに日本語が複雑に成り立っているか、簡単にふれました。話す聞くだけに終わってしまわ ない様に、生徒全員の名前をカタカナで書いた札をくばりましたが、この試みは成功しました。
どの生徒も 興味津々に眺めたり、隣の生徒とくらべたりしていました。
アイウエオの50音表を大きな厚紙に書き出し、発音を紹介しました。ベンという名前の生徒が、へ はheと発音し、ベはbe と発音する、つまり、HとBが同じ欄にあるのは どうしてですか、と 質問したりと、他の言語に興味を持ってほしいという最初の目的はともあれ達せられたようでした。
その日は寒風が強く吹いていて、50音表の厚紙を運ぶのがたいへんで、車から学校内までやっとの思いでした. その後、生徒達から、礼状が送られてきましたが、楽しんだとのことでした。
2004年2月12日
