診療報酬改定

■2002/03/16 (土)

4月からのリハビリも含めた、診療報酬の改定について厚生労働省から発表があった。

診療報酬とは、各リハビリ療法(理学療法、作業療法、言語聴覚療法)で行う訓練の内容によって「この種類のリハビリは何円」としてもらうことが出来るお金を表す。

言語聴覚療法(ST)では国家資格化されての歴史が浅く、また一般的にSTの認知度も低いため、診療報酬は他の理学療法(PT)、作業療法(OT)よりも低かった。つまりSTをやっても儲けにならないので雇っても仕方がない、というふうに患者さんの需要に反して病院での雇用を満たしていないのが現状であった。

そこで今回の改定。STの場合、今まではなかった言語聴覚士の配置人数によってどれだけの訓練室が必要という一定の基準をもうけた。しかし、STの職場の現状を見ると、この基準を達成するために新しく施設を増築したりしなければならない病院や施設がほとんどで、医療費削減で財政が火の車状態のこの業界で、これが出来るところはほとんどないのが現状である。

お金がない上に、実際ほとんど儲からないSTのために、新たにお金を使うことは出来ない、ということである。

こうなると今はSTがいる所でも、4月からの基準に達さない施設や病院はST部門を閉鎖せざるを得なくなり、逆にST雇用が減って、需要と供給の格差がよりいっそう開いてしまうのでは、と危惧されている。

今回もお役所は、現場の現状や、STがなくて一番困る患者さんの立場になってこの問題を考えていないと言っていいと思う。

今回私が上記した文は、病院や施設のビジネスが中心となって患者さんが2の次になっているような表現になっているが、国営でない限り、赤字経営ではもちろんやって行けない。病院や施設が何とかやって行けることが前提で、患者さんにしっかりと応えて行けるサービスを行う必要があると思うのである。

今回の改定には私以外にも不満を感じている人がとても多い。特にPTやOTといったリハビリ主要部門では医療費削減の影響をモロにかぶっていて、 20%~40%の大幅な診療報酬の減少が確実で、PT界、OT界では大騒ぎになっている。坂口厚生労働大臣も医学博士ならこうなるのはよくわかっているはずなのに、なぜこんな。。とても遺憾です。

今回は長くて分かりにい内容でごめんなさい。診療報酬改定については
http://www11.cds.ne.jp/~tonki/
を参照してみて下さい。リハビリ担当者には死活問題なのです。

This entry was posted in Uncategorized. Bookmark the permalink.

Leave a comment