お母さんにお米を送ってもらったら、おばあちゃんからの手紙が入っていた。
ちゃんとした手紙をもらうのは初めてかもしれない。この前、実家に帰ったときに、おばあちゃんが長く歩くのがしんどいと言っていた。なので、シルバーカーを使ったり、建物の入り口の近い身体障害者用の駐車スペースを使ったりすること、一番大事なのは体力が落ちないように畑に行ったり、おじいちゃんと旅行に行ったりと、おばあちゃんの好きなことをし続けること、などをアドバイスした。プチ作業療法。
おばあちゃんは、色々なことを教えてくれてありがとう、と手紙に書いていた。そして、毎日ちゃんとしたものを食べて、年をとっても健康でいられるように気をつけなさいと書いてあった。自分の病気を省みて、孫である私を心配してくれるのがとてもうれしく、そして、それが手紙の中で文字になっていて、その重みを感じ、おばあちゃんが手紙を書いている姿を想像して泣きたくなった。