急変

 

何が起こるか分からない。

ある難しいオペをした患者さん。
品があって、奥さんと仲良く朗らかに笑って過ごされている姿が印象に残っている。
オペ後、問題なく経過していて、「よかったなぁ。」と奥さんと笑顔で話されていたらしい。
でもその直後、突然の意識レベル低下。
オペ後最も恐れていた合併症がまさに出現。
ICUでの徹底した管理下にて、何とか持ち直した。
「よかったよかった、回復過程だ。」と奥さんも看護師も安堵していた。
けど、また突然状態が悪化。
再び、ICUへと降りる。

一難去ってまた一難。
という言葉では軽すぎるくらいシビアな世界。

見守る奥さんの気持ちを考えると、どんなけ大きな思いを抱いているだろうか…と。
気持ちが潰れないでほしい。
奥さんの一番の支えはやはり患者さん本人なんだろうけど、この状況下で奥さんを支えてくれる人がいてほしい。

患者さんがまた病棟に上がってきてほしい。
こんな形での人生の終わりは嫌です。
勝手な思いだけど。

 

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