- 6月18日、ばあちゃんが亡くなった。
一週間前に実家に帰って、ばあちゃんと話せてよかった。
じいちゃんには、漠然としか話さなかったが、ばあちゃんには、
「俺医者になるわ。」 と話した。天国でじいちゃんに伝えてくれるだろう。ほんとにいろいろなことを考えた。 別に悲しいとかつらいとかじゃなくて。
親のこととか、自分の今していることの意味とか。ばあちゃんが死んで帰ったとき、じいちゃん家で、ふとじいちゃんの日記を
開いて見た。ちょうど開かれたそのページには、孫の俺に、
「偉い人間にはならなくてもいいから、ささやかな幸せの中、生きて欲しい」 と
いうじいちゃんの願いが書かれていた。俺がどうあるのがベストなのか、今はわからん。でも胸はって前に進んで
行きたいと思う。俺がいつか年おいてあの世にいったときお世話になった
みんなに顔向けできるように。ばあちゃん、いままで23年間ありがとう。ばあちゃんがベッドの上で
ゆっくりとした口調で、「この子なら(医者に)なれると思うねぇ~。」って
言ってくれたこと忘れへん。もっと言いたいことはあるけど、あとは胸に
しまっときますわ。 ほんま、ええばあちゃんやった。