アジア食品店に抹茶を買いに行きました。ところが、おなじみの薄緑色の丸と抹茶 MATCHA の名が入った小さな缶は日本食品棚にみあたらず、それではと、前回見かけた韓国製の物をとKorean foodの陳列棚をさがしてみましたがそこにもなく、仕方ない、次回にまわそうかと、あきらめかけたところで、TEA&COFFEE売り場を通っていて抹茶の字が目に入りました。緑茶粉と書いてある袋を手に取ってみるとずしりと重く、しかも値段は例の小缶とほとんど差がなく、これ、ほんとうに抹茶?とすぐには信じられません。
日本人にとっては、抹茶といえば茶道、すなわち高尚なものと感じます。その抹茶が割安に買えるのですから、本来ならば、喜ぶべきなのでしょうが、なぜか手放しで喜べないのは何故でしょう。西陣織の袋に包まれた茶壺に入ったお抹茶を茶さじで少しずつ賞味した時代は遠くなってしまいましたね。
ちなみに、袋入りは250g、缶入りは28g。
お味は、茶道の通人の方なら違いは明らかといったところでしょうが、私は、幸か不幸か、抹茶が袋入りで売っていることに驚くばかりです。